長崎のハタはチベットがルーツ

人民網日本語版

 
これは「時間探偵」というブログに4年前に書いた説である。
 
あまりアクセス数がなかったので、長崎の事しか書かないこのブログで紹介したい。
 
 
 
 
 
大体の内容
「ハタ揚げ」は、江戸時代から「長崎くんち」「精霊流し」とともに長崎三大行事のひとつとして親しまれている伝統行事。
 
江戸方面でタコ、京阪ではイカやイカノボリ、ほかにタカやタツ、テングなどと地域によって呼ばれるようになった。長崎での呼称はイカノボリが主流だった。
 
長崎ハタの誕生はいつかというと、現在のハタ、つまり南方系のアゴバタの伝来については、出島オランダ商館の従者として来たインドネシア人から伝わったというのが定説である。
 
南蛮船の旗の模様から長崎では凧をハタと呼び菱形凧が盛んになった。
 
ラサ凧は2006年、西藏(チベット)凧の代表として国家無形文化遺産に登録された。チベット凧は形はみな同じで、平たいひし形をしているが、豊富な絵柄で、上空での「戦闘機能」を備えている。毎年8月から10月の間、ラサの凧愛好家たちがラサの河原に集まり、「けんか凧」イベントを開催する。
 
などなど・・

ネットの功罪

ネットでググれば、多くの文章が検索できるが、よく調べてみると、ほとんどがコピペで、オリジナルのデータは少ない。
 
歴史系はそれが多く、検索で探り当てても、市の広報ページのコピーだったり、パンフレットからの引用だったりする。
 
このハタの歴史もそうだった。
 
インド・パキスタン・インドネシアなどでは凧を「パタン」と言い、同じようにガラス粉を塗りつけた糸で勝負をする風習があるという記事があったが、詳しく調べると、凧を「パタン」とは言っていなかった。
 
こんな事がほとんである。

専門家の言っていることを鵜呑みにしてはいけない

モーニングショー

 
今回のコロナ禍で、その事を理解した方も多いだろう。
 
テレビのワイドショーで毎日繰り広げられる、専門家と言われる人たちと芸能人の話。
 
何日か過ぎれば、過日言っていたことが大間違いだったという事に出くわす。
 
事実だけを伝えてくれればいいのだが、新聞もテレビも、色付きの内容と、個人の感想ばかりで、井戸端会議レベルだって事に当たらめて気づいた。
 
普段はワイドショーやニュースショーなどはほとんど見ないのだが、今回はコロナのことが気がかりで、いくつかのワイドショーを久しぶりに見たのだ。
 
そうしたら、ネットで流れている事と真反対のことが多く困惑したものだ。
 
また、ネットも新聞社系や雑誌系の記事は憶測記事と切り取りで、さらに右翼左翼が入り乱れていて、うかつに鵜呑みにできない状態である。

すべて信じてはいけない

歴史が好きで色々調べるのだが、適当な解説も多い。長崎県、長崎市の広報や教育委員会の説明も、頭からすべて信じてはいけない。
 
まず疑う事から始めたい。
 

本庶 佑氏

 
2018年にノーベル生理学・医学賞をジェームズ・P・アリソンと共同受賞した本庶 佑(ほんじょ たすく)先生がおっしゃっている言葉を座右の銘にしたい。
 
「教科書がすべて正しかったら科学の進歩はない。教科書に書いてあることが間違っていることはたくさんある。
人が言っていることや教科書に書いてあることを、すべて信じてはいけない。『なぜか』と疑っていくことが大事」
 
そのとおりである。

コメントを残す