ガラケーの人に写真を送ってはいけない
今やスマホ時代。
2019年2月の日本のスマホ利用率は全体で85%超え、ガラケーの7倍以上になっているという。
だが、ガラケーを非難しているわけではない。
ガラケーはガラケーで、それなりに有能である。その便利な面を上げてみる。
料金が安い。
電話機能に特化しているので、操作がシンプル。
バッテリーの持ち時間が長い。
確かにそうである。
一時期、私もスマホとガラケーの2台持ちだった時がある。ただ、2台持って歩くのも面倒なので、いつの間にかスマホだけになってしまった。
しかし、時代の流れ。あと3年から6年のうちに、3Gサービスが停止する。
その時点でガラケーは使用できなくなってしまう。
残念ながらしょうがないのだ。
現在ガラケーを使っている年配者は多い。
スマホとガラケーの混在している時代である。
親と子などの場合や、グループ内でもスマホグループとガラケーグループが混在している。
別に悪いことではないのだが、スマホの人は注意すなくてはいけない事がある。
写真をガラケーの人に送ってはいけない。
スマホとガラケーでは通信体系が違う。
ガラケーの人はパケット通信でデータを受け取るのだ。
なので、ガラケーの人に写真やムービーを送ると、受け取れなかったり、受け取れても、高額なパケット通信費がかかってしまうのだ。
ソフトバンクが公表している通信料金の目安を参照すると、パケット定額サービス非加入の携帯で約2MBの写真を受信した場合には、約4,915円の料金がかかることになる。
約2MBの写真というのは、いま流通しているスマホの普通の写真サイズである。(iPhone6の場合、写真の画像サイズはデフォルトで、2448×3264ピクセル(800万画素)、ファイルサイズは2~3MB)
これを何の気なしにガラケーの人に送ると、ガラケーの人の通信料が跳ね上がってしまうのである。
要注意である。
だからと言って、無理にスマホを勧めるのはやめよう。
ガラケーからスマホにしても、その人次第で、たいして便利にならないし、何も変わらない人のほうが多い。
ガラケーだって、メールは出来るし、写真は撮れる。大体、電話だけでも十分な人は多い。
ただの道具である。
お互いに気を遣えばいいだけなのだ。