彼岸花

別名は曼珠沙華(マンジュシャゲ)である。
 
中国原産で地下の鱗茎(球根)に強い毒性がある有毒植物であるが、かつて救荒作物として鱗茎のデンプンを毒抜きして食べられていた。
 
学名の属名 Lycoris(リコリス)は、ギリシャ神話の女神・海の精であるネレイドの一人リコリスからとられたという。
 
きれいな花だが、彼岸花(ヒガンバナ)の名は秋の彼岸頃、突然に花茎を伸ばして鮮やかな紅色の花が開花することに由来する。
 
そう突然に彼岸花は花を咲かせるのだ。
 
だからハッとしてしまう。
 
彼岸花という由来は、飢饉の時、これを食べた後は「彼岸(死)」しかないと言われたという説もある。
 
調べてみると別名・地方名・方言は数百から1000種以上あるといわれている。
 
葬式花(そうしきばな)、墓花(はかばな)、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)等、不吉な名前が多い。
 
やはりお彼岸の時期に突然花を咲かせるので、そう感じたのだろう。
 
別名の曼珠沙華だが、釈迦が法華経を説かれた際に、これを祝して天から降った花(四華)のひとつとされていて、法華経で曼珠沙華は天上の花という意味もある。
 

お彼岸

お彼岸は春分・秋分の日で、夜と昼の時間が同じになってしまう。
 
この日には墓参りに行くのだが、これは日本だけの風習である。
 
これは、太陽が真西に沈むことから「はるか西方にある浄土に通じる」という仏教的な教えが加わり、ご先祖様を供養し、お墓参りをするという習慣がはぐくまれて来たという。
https://www.jalan.net/news/article/415756/#02
 

彼岸花

彼岸花

写真は稲佐外人墓地の曼殊沙華だ。
 
いつものウォーキングコースに、突然曼殊沙華が咲き始めた。
 
その事で、もうすぐお彼岸だと思ったのだ。
 
暑さ寒さも彼岸まで。
 
夏の猛暑もこれまでなんだと思った。
 
そして見上げれば秋の空だ。
 

彼岸花

秋空 稲佐山