龍神堂

普賢山法華院

矢上普賢神社へ行く道で、山道を石段で登る地点に白龍神という鳥居がある。

看板もあり、普賢山法華院と矢印が書いている。

普賢山法華院

普賢山法華院

普賢山法華院 入り口

普賢山法華院

日蓮上人

赤い鳥居が複数あり、稲荷神社のように連なっている。コンクリートで舗装された道を行けば、崖のような場所に出る。

普賢山法華院

普賢山法華院

普賢山法華院

龍神の洞窟

荒れ果てたお堂

そこには派手に彩色された龍や日蓮上人の石像、幸授也稲荷、七面大明神、神額に書かれた赤い鳥居がある。

その先にガラス戸の安置場、普賢龍神、龍神が祀られた洞穴、その先に民家がある。

お堂もあるのだが、中を覗くと荒れ果てている。

なんか不思議な雰囲気である。

日蓮宗の寺院は外でも見るのだが、信者の人には悪いが、どこかオドロオドロしていて少し違う雰囲気がある。

日蓮宗

映画 日蓮

日蓮宗とは、日蓮(日蓮聖人)が説いた宗派で平安時代中期から鎌倉時代初期にかけて、生まれた宗派だ。

日蓮上人の過激さは戦士と言える。

それは妙法蓮華経こそが仏教を説いた釈迦の唯一の教えであるとしている事、「天変地異が繰り返されるのは邪法や悪法が世間に広まっているからだ」と説いた『立正安国論』を、時の権力者執権北条時頼へ提出し、伊豆に流罪されてしまった事によく出ている。

まあすべての宗派を敵に回して、一歩も引かなかったのはすごい。

日蓮上人の教えの根本は「差別なく万人を平等に成仏できる」という仏教思想の原点に戻るべきだということだと思う。

これはイスラム教のムハンマドの教えである「神の前では、すべての人間は平等」という教えと同じだと思う。

そして、その真っ直ぐさは政権に対しても同じで、仏教が直接的に政権と対峙しないのに対し、日蓮宗は権力に立ち向かっていく。

まさに戦う宗教と言っても過言ではないだろう。

日蓮宗といえば、団扇太鼓を打ち鳴らしお題目を唱ええながら行進する信者の人たちを思い出す。

その姿は迫力があり、近寄りがたかった。

竜神と七面山大明神


日蓮宗ポータルサイト 七面大明神と出会う身延・七面山の旅

日蓮宗には七面山大明神と竜神がよく出てくる。

これには逸話がある。

日蓮聖人がこの石の上で説法をしていると、聴衆のひとりに妙齢の女性がいた。彼女は説法を聞き終えると、龍の姿となり『私は、これから法華経を信仰する人々を守護します』と言い残し、七面山の方角へ飛んでいった。この龍女は、法華経の守護神『七面山大明神』といわれています。

普賢山法華院龍神堂の竜神も七面山大明神もこの説話から来ている。

日蓮上人は過激で、何度も困難に遭うが、日蓮宗は現代にまで生き残っている宗派である。

日蓮宗の信徒は全国で358万人ともいわれていて、ポピュラーな教えであることは間違いない。

仏教の宗派ランキングのページによると、日本で一番信仰されているのは浄土真宗、二番目が浄土宗と言われている。

それは、簡単に言えば、すべての人が生きている時に救われると説くのが浄土真宗、死んでから救われるのが浄土宗だからだと思う。

日蓮宗の場合、毎朝の「朝のお勤め」があったり、日蓮宗僧侶が厳しい修行するなどのイメージが先行している部分が多いような気がする。

今回不思議だと書いたのは、神社は鳥居という概念は明治以降の神仏分離政策から来ている。

それまでは神仏は集合されていたので、仏教に神様がよく出てくるのは、なんの不思議もなかったのだろう。

龍神