旅の流儀
関西空港は広い。
係員の人に聞きながら、なんとか和歌山に着く。
今年は和歌山国体だ。その関係で、県庁、市役所、不動産屋を回る。
町はお城を囲むように成り立っていて、慣れると分かりやすい。
お城は徳川御三家の一つ紀州藩紀州徳川家の居城である。
せっかく来たので、天守閣に登る。
410円。
観光客が多い。
中年の一団とすれ違う。
言葉が違う。
韓国の人達だった。
若いグループもいる。
スマホに長い棒を付けている。
なるほど、これが自撮り棒か。
日本各地に韓国の旅行者がいる。
長崎も同じである。
最近、韓国の旅行者の特徴が分かってきた。
韓国の中年の男性は明るい色の洋服を着ている場合が多い。
若いグループはスマホの使い方が派手である。
同じ顔なのに、言葉も雰囲気も違う。
不思議な事だ。
お城の周りを歩く。
バスは何処に連れて行かれそうになるので怖くて乗れない。
6時間程歩きどうし。
仕事なのでしょうがない。
気がついたら、iPhoneのバッテリーが切れていた。
方向音痴の僕はナビがないとお手上げだ。
充電用のバッテリーは持ってきたのだが
歩きに持ってこなかったのを後悔する。
コンビニで買おうかと思ったが、結構高い。
余計な出費は控えたいところだ。
結局一度ホテルに帰る事にした。
旅行は何度も行っているので
旅慣れているつもりだった。
しかし、今までは車の旅だったので必要なものは、すべて車に積んでいたのだ。
車の場合、移動中に必要なものはシガレットソケットで充電していたのだ。
迂闊である。
今回は何時ものキャノンではなく、パナソニックのミラーレス一眼だった。
このカメラのバッテリーもなくなっていた。
この手のカメラは小まめにスイッチを切らないと、思ったより早くなくなる。
車以外の旅の場合、予備のバッテリーは持ち歩く事。
これが新「旅の流儀」である。