韓国との付き合いかた

2016/2/12 NHKで日本の若者と韓国の若者との討論会のようなショーが放映された。

過激な討論会というわけではないが、やはり現在の日韓関係を連想させられるような空気があったのは事実である。

日韓について、一般の日本人程度の知識しかない私は、私の歴史認識をはっきりさせたかったのでこの文を書いた。

 

私が韓国問題を自分の中で明確にしたかったので、何冊かの本を読んだ。

本当は怖い韓国の歴史(祥伝社新書) 豊田 有恒 (著)

本当は怖い韓国の歴史

本当は怖い韓国の歴史

マンガ嫌韓流の真実! (宝島社文庫) 古代の日本と渡来人 

井上 満郎 日韓偽史ワールド

それ以外では、小説で恨の法廷 井沢元彦

恨の法廷

恨の法廷

韓流ドラマは冬のソナタ、朱蒙、あと何本かの映画 歴史が好きなので、日本と朝鮮半島の歴史での関わり合いはやや自信がある。

冬のソナタ

冬のソナタ

学術本ではなく、やはり偏見に満ちている本なので、ある程度中立と自分では思っているが、やはり偏りがあるだろうと思う。

 

テレビで取り取り上げられた議題の一つが、やはり慰安婦問題である。

慰安婦問題

慰安婦問題

この問題は、日韓の首脳で政治的解決が行なわれたにも関わらず、学生達からは不満の声が依然としてある。

 

2015年11月2日の日韓首脳会談において、両国の首脳は慰安婦問題に関し「国交正常化50周年を念頭に早期妥結を目指して交渉を加速化させる方針」を確認した。

平成27年11月2日 日韓首脳会談

平成27年11月2日 日韓首脳会談

これを受けて、12月28日、岸田文雄外相が訪韓し行われた外相会談で、慰安婦問題の決着を見た。

 

その中の一つに、

(1)慰安婦問題の最終的かつ不可逆的な解決を確認する。という項目がある。

テレビの中で日本の若者が言っていたが、日韓の首脳で合意を得たにもかかわらず、日本を非難し続けることに対して、不満があると述べていた。

これは私も同感である。

 

韓国の政治指導者が、解決したといっているのである。

日本に文句言う前に、韓国の首相に、デモでも起こしたら良いと思う。

日本でも70年代に、安保反対のデモがあった。

私はあの時代の人間である。

もう少し感情論で話す前に、自国の政府と対峙するべきである。

 

テレビ番組の韓国の若者達は、やはり若い。

抗日の教育を受け続けているのだから、しょうがないのかなと思うが、逆にすり込まれたように、みんなが同じ感情論を持っているということの怖さを感じた。

 

韓国政府は小学校高学年(5、6年)と中学、高校で「慰安婦問題」についての教育を来年から実施する方針で、このほど新たな授業用の教材を公表した。 教材は慰安婦について「日本の侵略戦争当時、日本の政府と軍によって強制動員され、日本軍が駐屯する地域に設けられた慰安所で、継続的に性暴力を受けた女性」と定義。

 「慰安婦問題」の教材公表

「慰安婦問題」の教材公表

「現在、生存する慰安婦被害者の平均年齢は89歳で、強制動員当時は大部分が10代の若さだった」と付け加えている。中学、高校用では慰安婦を「日本軍性奴隷」と表現し、強制性、強要性を強調している。

 

このやり方は怖い。

日本でも、鬼畜米英というスローガンで、学校を含め日本人を洗脳してきた過去がある。

同じと言えば同じだが、戦時中に行なわれた教育と、現在行なおうとしている教育の違いがある。

こんな教科書で育てば、鬼のような日本人がすり込まれるのはしょうがないことだろう。

お前はどう思うのかと聞かれても、その当時生れていないので、書物を読んで知識として知っているだけである。

「慰安婦問題」の有無については様々な見解がある。

戦争という異常時のことだ。 あったかも知れない。いやあったのだろう。  

戦争は人を狂わす。

理性のある戦争など、どこの国でもやったことがない。

日本もそうだったと思うし、韓国もそうだったはずだ。

 

たとえば

「ベトナム戦争での韓国軍による民間人への暴虐」についての記事を読む。その内容は『強姦をしたら必ず殺せ、殺さなかったら面倒が起きる、 子供もベトコンだからみな殺さねばならない』という、戦争参加者のコメントだ。

、『戦争の記憶 記憶の戦争-韓国人のベトナム戦争』(金賢娥(キム・ヒョナ)著

『戦争の記憶 記憶の戦争-韓国人のベトナム戦争』(金賢娥(キム・ヒョナ)著

強姦殺害されたベトナム女性と記念撮影する韓国兵たち

韓国軍の犯罪

韓国軍の犯罪

 

しかし、韓国という国がそう仕向けたのではなく、軍や一部の連中がやった行為だろう。

そうした史実は国際的には知られているが、韓国の教科書にはもちろん載っていない。  

教育というのは恐ろしい。

その事が強く心に残る。    

 

 

竹島

竹島問題

これもまた、教育として行なわれているので、若者達の反応はすべて同じである。

「竹島はもともと、韓国の領土だから」という答えには、何を言っても通用しない感じがする。

TakeshimaKorea

竹島問題の始まり 1905年、明治政府は竹島を島根県に編入し国際法的にも日本の領土になった。

しかし日本の敗戦後、GHQは竹島を沖縄や小笠原諸島と同様に、日本の行政権から外した。

これを口実に1952年1月18日、李承晩(イ・スンマン)韓国初代大統領は海洋主権の宣言ライン、いわゆる「李承晩ライン」を設け、韓国は竹島周辺海域の水産資源を得る事になる。

これが日韓の竹島問題の始まりである。 http://www.asahi.com/special/t_right/takeshima/

 

韓国側の主張 朝鮮王朝の文献や地図にたびたび登場する「于山島(ウサンド)」。

韓国政府はこの島が竹島であり、古くは新羅時代の6世紀から統治してきたとしている。

韓国の竹島領有主張は歴史の古書が根拠とされている。

韓国古地図の于山島は独島

韓国古地図の于山島は独島

 

日本政府の対応 しかしこの島の記述に多数の島民がいるといった記述や、鬱陵島の西側に描かれた地図があり、明らかに竹島の特徴や地理と異なる史料も少なくない。

日本政府は「于山島とは、鬱陵島または実在しない島を指す」と断じている。

日本の姿勢 竹島の場合は、1905年に閣議決定をもって正式に我が国の領土として編入されており、またサンフランシスコ講和条約において、法的にも我が国の領土として認められています。

 

いろいろ読んでも、韓国側の主張がよく分らない。

竹島は人が住める島ではないため、古書にある「多数の島民がいる」と言った記述は、竹島ではないと考えたほうが正しいとおもう。

 

ネットには様々な情報があふれかえっていて、混乱している。

韓国側にも強い主張があるのが判る。

私は長崎県人だが、対馬を韓国領と信じている韓国人旅行者の話を聞いて呆れてしまった覚えがある。

 

今の話しである。 韓国の主張では「元の対馬島は 韓国の地でした。実際に対馬がずっと前に私たちの土地だった記録は、資料に多く登場します」という事みたいだ。

 

韓国で対馬返還の学術セミナー開催

韓国で対馬返還の学術セミナー開催

さらに、その事を教科書に載せようという働きかけもあるとの話しにびっくり。

さすがに対馬は韓国の領土だという主張は受け入れられない。

 

領土問題は他にもある。

尖閣列島では日本が実効支配しており、中華人民共和国および中華民国がそれぞれ領有権を主張している。

現在ロシア連邦が実効支配している北方領土問題。

なかなか決着が付かないので、やはり国際司法裁判所でけりをつけた方が良いと思うのだが、そうも行かないらしい。

 

今回、慰安婦問題と竹島問題に関しては、自分なりに考えた。

慰安婦問題については、そう言う事実があっただろうと思うが、やはり戦争の狂気の産物である。 賠償金の支払いや謝罪は、日本はやっていると思う。

しかしそれ以上に韓国が責め立てるの、やはり教育の問題だろう。  

日米戦争で、真珠湾攻撃を行なった日本人を憎んでいるアメリカ人もいる。

私は長崎だから強く思うのだが、原爆の被害は未だに人をむしばんでいるのは忘れてはいない。

すべての国で、そんな思いを持つ人たちは無数にいるだろう。

謝って済む問題ではないのだが、当事者ではない若者達が頭を下げ続けるべきではないと思う。

 

竹島問題は国際司法にゆだねるしか、解決の糸口が見えない。

私は日本人だから、考えは日本寄りである。

しかし、韓国の主張も聞く耳はある。  

ただし、抗議で日本の国旗を燃やすのだけはやめて欲しい。

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(韓国でも他国の国旗を毀損することは禁じられているが、日本に対しては政府が許容しているのが現状である。)

これは心が痛むし、その事で感情的になってしまうからである。

 

結局、適当な距離感を持って韓国とは接したほうが良いというのが結論だ。

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