ピアノの手元か、弾いてる顔か
スナップ撮影の打ち合わせの時の話である。
先生「写真は手元を写して欲しいんですが」
先生の希望である。
カメラマン「顔が見えにくいのですが」
先生「そうねー。それじゃ、手元の見えるアングルと顔が見えるアングルの2枚撮れますか」
カメラマン「そうなると、カメラマンが2人必要なので費用がかさみますけど」
先生「あら、移動してパチパチと撮れば、一人で撮れるんじゃないの」
カメラマン「いやー、演奏中に客席を移動するのは難しいですね」
先生「あらそう。それじゃどうしましょ」
結局横から撮影する事にしました。
(横からだと髪の毛で顔が見えないので、斜めからのアングルの写真を使用。カメラマン2名の場合のみ可能)
手元が見えてる写真が悪いわけではありません。
実際に手元が見える位置から撮影する場合もありました。
しかし、髪の毛をアップにしていると顔の雰囲気も少しわかるのですが
髪が長く耳がかくれている奏者の場合、顔がまったく見えなくなります。
どのアングルで撮影するかは、会場の造りもありますし
ライティングも影響します。
カメラマンにしてみれば、どの位置から撮影しても記念になると思いますけど
3人の子供の父親としてみれば、顔が見えてるほうがうれしいと思います。