集合写真は先か後か
ピアノ発表会の場合、集合写真を撮ります。
その集合写真を、演奏会の先にする場合と、終わってから撮影する場合があります。
これは、どちらも理由があり、いい悪いはありません。
たとえば、同窓会などの集合写真は最初に撮ります。
同窓会ではアルコールが入りますので、まだ素面の内に写真を撮っておこうという事です。
来客の都合で、会半ばで集合写真を撮影する場合、赤い顔をした人が多くいるのも愛嬌でしょう。
ピアノ発表会の場合、どちらでもいいと思います。
最後に集合写真を撮る理由
舞台に、ピアノだけでなく色んな楽器をセッティングする場合があります。
発表会で集合写真を撮る場合、その舞台を使いますので、せっかくセッティングした舞台の楽器を、集合写真の場所を確保するために移動しなくてはなりません。
それを嫌がる先生は、集合写真は最後にします。
ただ1部、2部があり、会なかばで楽器を移動しなくてはいけない場合、楽器の位置をテープで印をつけ移動します。(ばみる)
これはしょうがありませんね。
ただ、バミっていても、戻した時、楽器の位置がどうしても少し動くので、撮影場所を必ず修正しています。
最後に集合写真を撮る場合、出演がなくなった小さな子供たちが、暇をもてあまして会場で騒いだりしてしまう場合があります。
また、出演した生徒たちがすぐ帰ってしまうという事態もあります。
このため、最後の集合写真撮影時に生徒の数が少ないということはよくあります。
最初に集合写真を撮る理由
たとえば、出演する子供たちに違う用事があって、演奏終了後すぐに帰らなければいけない場合。
また、会場を借りている時間が短くて、発表会の終了後すぐに会場を出なければいけない場合。
舞台にたくさんの楽器があって、そう簡単に片付けられない場合。
そんな時に最初に集合写真を撮ります。
最初に集合写真を撮影すると、小さな子供や低学年の小学生は
自分の演奏が終わると帰ってしまいます。
その為発表会の終盤になると、客席は人がいなくてがらがらになってしまう場合がよくあります。
また、集合写真の撮影時間に遅れて、写れなかったり、
後れている子供を待って、舞台の上で10分ほど並んだままで待っている場合もあります。
いずれにせよ、いい悪いがあり、しょうがない事です。
それでは写真屋にとって、どちらがいいかと言われると、どちらでも作業に関しては差はありません。
ただ、最初に集合写真を撮ってしまった場合、
最後あたりに弾く高校生や大人たちの演奏時、人がほとんどいなくなっているのは寂しいですね。
やはり発表会は、聞く聞かないにしろ、いろんな人が客席にいるというのがいいと思います。