川平 筒水(とっぽみず)神社
この神社は長崎市川平町779にある。
祭神も由緒も不明。グーグルの地図にも載っていなかった。
社殿もかなり傷んでいる。祭壇を見れば石の祠を祀っているようだ。
川平は開発が進み、道がきれいになる。そうすると人の移動が起こり、それまでの生活が変わっていく。
この神社は、ある程度役目を終えているのだろう。
川平町には川平を含めて平という文字がつく地名が多い。
筒水神社も筒水平という地域だ。筒水平は「とっぽみず」と読む。
なぜトッポ水と読むかだが、長崎にはおくんちの時に活躍する「白どっぽ」という人達がいる。
白ドッポ組の語源はとっぽ袖を着ていた連中の事である。
写真を見れば筒状の袖のようで、川平のこの地域の川も、筒状に流れていたのかと思われる。
平がつく地域
長崎には、川平、浜平、高平町、浪ノ平郷 、矢ノ平のように平がつく地名が多くある。
殆どが急斜面の土地である。
一般的な説明では、急斜面にある僅かな平地の事を言うとあるが、アイヌ語の「ピラ・ケシ」(pira・kes =崖の・端)に由来するという説がある。
この平のつく地名は日本中にあるので、全てがアイヌ語由来と言われれば、少し考えてしまう。
これは後で考えてみることにする。