黒崎 柏木大明神
鳥居に天保8年(1837)と刻まれているのが、かろうじて分かる。下の文字は読めなかった。
祭神は主祭神は大山津見神とある。
大山津見神は、山の神様だ。
もっと詳しく言えば、木花之佐久夜毘売(このはなさくやひめ)と石長比売(いわながひめ)の父親である。
海岸の小山にあるので、山からこの港を見守っている事はよく分かる。
境内入り口には小さな恵美須の石像が置かれている。
拝殿入り口に、柏の紋がついている。
柏紋は柏木を図案化したもので、かしわ餅に使われているように、食べ物を盛る器「膳(かしわで)」として信仰される。
もしかしたら、この場所に柏の大木があったかも。
すべて不明だが、港を一望する場所なので、この地域の氏神だったことはわかった。