小瀬戸の天神天満宮
場所は長崎市小瀬戸町。みなと坂の分譲地の海側麓途中にある。
みなと坂からは、道が閉ざされていて行くことが出来ないので麓をだいぶ探したがわからない。
農作業をしているおばさんに聞いたが、神社が墓地の方にあると教えてくれた。
なので下にある小瀬戸公園から墓地を目指して登っていく。
墓地の入口に、読むことが出来ない石碑が有り、坂の途中に地蔵堂があった。
墓地の入口に黄色で塗られた、門らしきものが有り、そこには紀元2600年紀年と書かれている。更に昭和15年竣工と書かれている。
この文字を見れば、明治時代からの神道系なので、神社はこの墓地の上の方にあると確信する。
上を見れば墓地がぎっしり並んでいる。
その上の山を目指して登ったのだが、まるで迷路のようだった。
ついに墓地を抜けると、舗装された小道があり、登ると石段に変わる。
曲がりくねった道を登り続けると其処にあった。
回りは雑草だらけだが、大きな赤い鳥居が有り、石の台の上に祠があった。
割としっかり作られている。
鳥居には昭和59年に建立と書かれている。
以外に新しい鳥居だ。
祠の中には天神天満宮の木のお札と北野天満宮、太宰府天満宮の御札が収められている。
さてどういう経緯で、この神社があるのかは不明である。
神社と墓地は、関係が近そうだが、神道では墓地はない。
となれば、明治以前は、神仏混合の場所だったと推測できる。
忘れられた神社ではないと思うが、人の気配がない。
やや残念でもある。