田上 稲荷神社
長崎市田上1-6-7。場所は田上への道を登りきったところで、唐八景と茂木への分かれ道にある、田上のバス停の斜め上付近である。
高校が南だったので、この付近は3年間通っていたのだが、今は色々景色が変わって面食らう場所も多い。
神社のある道は、茂木街道に面した場所だという。昔はここがメインストリートだったのである。
由緒 田上…稲荷社(現:稲荷神社)田上名の氏神で、寛永 3(1626)年当時の領主である島原藩 松倉豊後守重政の時に勧請された。創建当時は、田上名の西平にあったが、元禄4(1691)年現在地に移された。田上 1 丁目の茂木街道に面した場所にあり、倉稲魂命を祀り、京都の伏見稲荷大社系である。毎年、10月15日前後の日曜日に田上くんちが行われている。茂木の散歩道https://www.city.nagasaki.lg.jp/kanko/820000/827000/p023389_d/fil/03moginosannpomiti.pdf
昔はここ辺りまで茂木だったようだ。
一の鳥居回りは、庭園風に庭木が埋め込まれていて格式がある。
長い石段の参道を登ると、古めかしい社殿へ着く。
灯籠や鳥居には、いくつかの違う年代が彫り込まれている。信仰が続いた証である。
拝殿の扉は閉まっていたが、扉の隙間から拝殿を撮影。
紙垂もなくシンプルだ。神棚の中央においている置物は、墓の前に置かれている水鉢のようだ。
神仏混合の神様だと思う。
境内は広く、5つほど祠が祀られている。そこには本殿と同じように水鉢がある。
この場所は、古代より霊場だったのだろう。様々な神様や仏様がいたと思う。
歴史のある神社の境内は広い。
祭りをするためである。
長崎くんちが終わるとこの田上稲荷神社の祭日である「田上くんち」の準備が始まります。当日は、神主を迎えて祭礼を行い、子ども奉納相撲や奉納踊りのほか子ども会による出店もあり、地元の人々で賑わいます。
やはり相撲が人気なのだ。
神社と相撲は切っても切れない仲なのである。