小型自動二輪ATの免許を取る(1)
長崎市内の神社を原付50CCで撮影していた。
市内の神社をだいたい撮り終えて、大瀬戸や野母崎、諫早方面を回り始めたのだが、ここで原付50CCの限界を痛感する。
原付50CCといっても最近の機種だったのでスピードも出るし、馬力もそこそこある。
しかし原付50CCの弱点は、法定スピードが30キロと決められている事。
さらに馬力がないので登坂能力が低く、山間部の遠出には向いていない。
そこで随分悩んでいた。
遠くなら車で行けばいいのだが、神社は町中にあったり山の中にあったりと、バラエティーにとんでいる。
また車は駐車スペースがいるので、目的地についても、そう簡単に狭い道路に止めることができないのだ。
そこでバイクのグレードアップを考えていた。
ただ原付50CC以上のバイクに乗るには、免許を新たに取る必要がある。
さらに原付50CC以上のバイクは値段も30万前後もする。
私の年齢は66歳である。それほど人生が残っているとは言い難い。
この歳になって自動車学校に行くのはかなり抵抗がある。
だけど・・・。その思いの繰り返しが何ヶ月も続く。
私の性格は諦めが悪い事。
ウジウジと考えていたが、大瀬戸方面に撮影に行った時、私の原付き50CCを次々と抜いていくバイクと車の群れに、さらされてしまった。
その時、吹っ切れた。
よし。自動車学校へ行くぞ!
金はなんとかなるだろう。後は心が折れないことだけだ。
そして次の日、自動車学校に電話をしてしまった。