諌早 天満宮 諫早大水害の爪痕

長崎県諫早市天満町10-33 天満宮跡

天満宮跡

天満宮跡

天満宮跡

諫早の本名川沿い。諫早パークレーン、諫早中央公民館北分館の側にある。

天満宮と名前がついているが、正式には天満宮跡である。

雨風がしのげるように、青いテント屋根が付けられているだけ。

コンクリートの敷地右奥に、いろんな碑や石仏が並べられている。

はっきりわかるのは恵比寿像で3体ほど。その奥には天満宮の牛があった。

敷地右には梅の手水鉢もある。

天満宮と書かれた鳥居の扁額が隅に置かれている。

こんな場所である。

天満宮跡

天満宮跡

天満宮跡

天満宮跡

天満宮跡

私は長崎市内で育ったので、諫早大水害のことは知らない。

正確には諫早豪雨というらしい。

南高来郡瑞穂村西郷(現・雲仙市)では24時間降水量が1109mmという驚異的な降水量を記録し、6時間降水量と12時間降水量では日本歴代最高記録を記録している。ウィキペディア

私は長崎なので、長崎大水害は経験していて、現場にもいたので記憶にしっかり残っている。

なので、水害の恐ろしさは少しは分かる。

すべてを押し流す水の力は圧倒的で、ここにあった天満宮も、それ以外の石仏たちも流された。

そして、水害復興のためにこの場所に、見つかった分だけをまとめたのである。

天満宮跡

天満宮跡

人が神や仏に祈るのは、こんな災害にあわないように祈るのだ。

しかし、自然はそんな祈りなど無視して荒れ狂う。

神や仏に祈っても、巨大な災害に対して、なんの役に立たない事はみんな知っている。

それでも人は祈る。なぜだろうか。

私にはわからない。

神や仏、信仰なんてものは非科学的で、無知な人間の妄想だ。そういう人達もいる。

ただ科学的という言葉に、信仰を認めない人たちの無知さを強く思うのだ。

水害で流された神社のかけらを集めて、それを祈る。

それが人間なんだろうか。

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