沖縄 那覇への旅(11) おきなわワールド 琉球舞踊ショー

おきなわワールドの最後は、琉球舞踊ショーと食事である。

「沖縄の伝統芸能エイサーを大胆にアレンジしたパフォーマンスが人気」と銘打たれた30分ほどのショーはよく出来ていた。

おきなわワールド

エイサー

おきなわワールド

エイサーとは、旧盆の最終日に行われる祖先をあの世へ送り出す念仏踊りのことだ。

沖縄ではお盆は重要な行事で、最終日の15日「ウークイ(お送り)」に祖先を送り出すために各地でにぎやかに踊られるのがエイサーである。

そういえば五島に「チャンココ」という古い念仏踊りがある。実際に見たことはないが、ネットでムービーが公開されている。

リズムはぜんぜん違うが、よく似ていると思う。五島のチャンココは1187年以前より始まるとされているので、チャンココのほうが歴史は古いだろう。

五島にはシーサーとよく似ているバラモン凧もあり、沖縄と五島は文化が繋がっているような気がする。

気がすると書いたのは、このつながりを研究する学者の方がいないからで、素人ながら類似点がかなりあると思う。

福江に伝わる古い念仏踊り チャンココ

琉球王国のおもてなしが起源

琉球舞踊の始まりは、琉球王国の宮廷から始まる。

中国と沖縄の関係は冊封(さっぽう)というもので、簡単に言えば親分子分に当たる。

その親分の使いを迎え、数か月にわたる豪華な宴から始まっている。

そういえば同じ冊封関係にあった韓国も舞踊が盛んである。親分の機嫌を取るため、子分はいろいろオ・モ・テ・ナ・シを考えたのだろう。

エイサーの「イーヤサッサ」と「アイーヤ」が小さな会場に響き渡る。

踊り手のコネリ(手をこねる)とナヨリ(体のなよやかな動き)は独特である。

おきなわワールド

おきなわワールド

会場には「動画撮影禁止」の立て札が多くはられていて、動画を撮ってユーチューブに上げる連中が多いのだろう。

プロのショーである。内容やプログラムは、金を払って、ここにいる観客に向けての構成で、他の舞踏業者にはあまり知られたくないのだと思う。

食事は各自でとるのだが、私はフウキソバ定食を頼んでいた。

観光地のレストランなので期待していなかったが、とても美味しかった。

これで、おきなわワールドはおしまいである。

この施設は結構有名らしく、当日も芸能人がロケで来ていたと話していた。

なんとなく沖縄を知るには良いかもしれない。

ただ、他の観光施設同様に、お土産販売が露骨で、辟易もしたけれど・・・。

おきなわワールド

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