大浜の謎の遺跡を探検
長崎市内の昔福田遊園地があった小さな入り江に、大浜の稲荷神社がある。
なんとなく不思議な雰囲気で、また立ち寄ってみたのだが、今の稲荷神社の先に、昔の稲荷神社の跡を発見した。
今は壊れているが、大きな石の鳥居をみれば、ある程度の神社だったことがわかる。
好奇心で、荒れ果てた山の中に入っていくと、コンクリートで囲まれた遺跡らしきものを発見した。
「何だこれは?」
円形にコンクリートで囲まれていて、鉄板や金網まである。
中を覗き込むと、円墳のようでもある。
正面には入り口みたいのがあるので横穴式石室が作られているのか。
もしそうだとしたら、作られたのが6~7世紀だろうか。
福田方面の小浦には、崎山古墳群などがあるということなので、この大浜にもあったのかもしれない。
ただ不思議なのは、分厚いコンクリートで囲まれていて、鉄板と金網まで有ることだ。
これだけしっかり作っていると、戦前の軍の施設かなとも思う。
そして近くには便所のあとも有る。
人が集まる場所ということだけは間違いないだろう。
更に上に行くと、やはりコンクリートの階段状のものがあった。
周りを調べると、石の柵みたいなのがあり、手水舎の跡みたいなのも有る。
おそらくここが、稲荷神社だったのだろう。
さて、考え込んでしまった。
ネットで調べても大浜の遺跡のことはどこにも載っていなかった。
もし本物の遺跡なら教育委員会の看板ぐらいあっても良さそうである。
しかし、文字の書かれたものはどこにもなかった。
そして何故稲荷神社は壊され、近くの海岸に移されたのだろうか。
謎だらけである。
昔は目の前が福田遊園地だったのだ。
福田遊園地は1957年(昭和32年)に作られた。当時は長崎唯一の遊園地だったので、沢山の人が訪れている。
もしかすると、その人気にあやかり、古墳が見学できるような施設を誰かが作っていたのかもしれないな。
便所が有るのがその証拠でも有る。
そしてその上に稲荷神社がったとすれば、ちょっとした見学スポットだったかもしれない。
ただの想像である。
長崎には、まだまだ謎の場所がある。いつか資料を見つけ出してみたいと思う。
こんにちは。大浜に住むものです。噂ですが、あなたが言われている謎の施設は猿の動物園だったそうですよ。遊園地と繋がっていたのだとか、、参考までに
コメントありがとうございます。猿の動物園ですか。予想がつかなかったですね。
確かに猿がたくさんいました。覚えています。そこから対岸の遊園地までロープウェイが引かれていたんですよ。
猿がいたことを覚えてるのは、60歳くらい以上の方でしょうね。懐かしいです。 昭和40年代までのことですからね。