黒崎 枯松神社 (21年前の枯松神社も掲載)
場所は長崎市下黒崎町枯松頭。黒崎海岸に面している山の中腹にある。
祭神はサン・ジワン。
この神社はキリシタン神社として有名で、市指定史跡となっている。
由緒
黒崎地方の潜伏キリシタンたちは、宣教師サン・ジワンの隠れ家だったという場所に集り、オラショ(祈り)を捧げ、信仰を守ってきたという。明治以降、ジワンを祀る神社ができた。
キリシタンをまつった神社は全国的に珍しく、長崎市内淵神社の桑姫(くわひめ)大明神がある。
私は21年前、この神社を撮影している。
社殿は変わっていないが、境内の墓が修復され、回りもだいぶきれいになっている。
長崎周辺で隠れキリシタンなったものは多いが、純粋にキリスト教を信じていたと言うより、その地域の宣教師の熱意に心打たれたものが多かったと聞く。
この部分が、日本人らしいと感じる。
2000年の枯松神社(21年前)