三井物産の守護神 琴平神社
金刀比羅神社へ上りきると、社殿に行く道と、金星観測碑、琴平神社に行く道に分かれる。
琴平神社は石段の方を登ると、すぐ大きな鳥居が見える。
長い参道を行けば、広場のような場所に出て、左手に琴平神社に着く。
この神社は会社が作った神社だ。
長崎三井琴平神社縁起「(略)長崎県西彼杵郡浦上郷に鎮座する琴平神社に尊崇を捧ぐること頗る厚く(中略)、明治18年3月10日、時の三菱物産長崎支配人金子彌氏願主となりて、御分霊をうけ、明治22年浄財を納めて霊山の峰に社殿、鳥居等を建立寄進したることが当三井琴平神社の創祀にして、以後三井物産長崎支店の守護神として、社員、船員、水夫等、航海安全、商売開運を祈願したという。ゼネラル物産株式会社」
昔の会社は粋なことをする。
参道や境内は広いのに、肝心の祠はシンプル。
やはり、本家の金刀比羅神社に遠慮したと思われる。
祠の前におどけた狛犬がある。なかなかのセンスだ。
三井物産長崎支店の守護神として、社員、船員、水夫等、航海安全、商売開運を祈願とある。
地域の場合は氏神だが、組織の場合は守護神となる。