かき道 稲荷神社 昔からの聖地
かき道は、漢字では蠣道と書く。蠣は食べて美味しい貝の牡蠣のことだ。
貝なのに虫偏がついている理由だが、この虫は昆虫の虫ではなく、鳥・獣・魚以外の動物を指す。
なので蛤(はまぐり)、蜆(しじみ)などの貝類のほか、蛇にも虫の字が入っている。
かき道の町名の由来ははっきりしていないが、おそらく牡蠣が絡んでいる事は容易に想像がつく。
この地域は大幅に埋め立てられ、昔の地域がよくわからないが、そんな時神社が一つの目印になる。
神社は、その信仰で移動させることがあっても、壊したりはしないのだ。
新興地には神社が殆どないし、神社がある場所は昔栄えていた場所でもある。
かき道の稲荷神社も昔からここにある神社なのだ。
場所は、矢上団地近隣公園の奥にある。
立派な石造りの鳥居の奥には、複数の稲荷神が祀られている。
境内にも三体の稲荷と書かれている石碑があった。
それ以外にも石の祠があり、毘沙門の小さな石像などが祀られている。
つまり、この場所は聖地であり、様々な神様や仏様が祀られているは場所である。
かき道はどんどん新しくなっていくのだが、やはり昔からある聖地を残しているのはいいと思う。
なぜなら昔から神社のあった場所は、災害が少ない場所だからだ。