長崎県東彼杵郡川棚町白石郷1296
東そのぎから川棚までの国道205号線沿いに一の鳥居がある。
神社はかなり海沿いで、この鳥居を下って、更に二の鳥居があるようだ。
現在は道路が整備されていて、豊姫神社の近くに川棚町整備のトイレ付き駐車場がある。
神社は古くなく、近年補修があったようだ。
境内左手には馬頭観音や八幡大菩薩の碑がある。
そのもっと奥には日蓮宗のひげ文字で書かれた石碑が立っている。
祭神は豊玉比賣命とある。
ただ、川棚の郷土史を調べても、ネットにもその由緒が書かれていなかった。
このあたりには人家もあまりなく、海の直前の小高い丘の上である。こういう場所には普通金毘羅様が立っているのだが、ここは豊玉比賣命だ。
もちろん豊玉比賣命は、龍王の娘で海の神様である。
ここにあってもなんの不思議はないのだが、その事だけが気になった。
さらに豊姫と書くと、神功皇后の妹という話もあり、佐賀にはヨドヒメ神社があり、福岡県には豊姫をまつった神社がおおくみられる。別名に淀姫,玉妃命とも言う。
なので、単純に海の女神、豊玉比賣命の事だけではないのかなとも思う。
さらに、邪馬台国の二番目の女王もトヨという。邪馬台国と何か繋がりがあるのかもと思う。