比叡山に登る
2020年8月上旬、京都、滋賀への旅行計画を実行する。
いつもの撮影旅行である。
行く場所は、大阪百舌鳥の仁徳天皇陵、京都太秦の三柱鳥居木嶋蚕の社、そして滋賀の比叡山延暦寺である。
かなりマニアックな行先で、歴史に興味のない人たちには、ドン引きされる場所である。
旅の模様は、僕のもう一つの歴史hp「時間探偵」に書きなぐった。興味のある方はどうぞ。
比叡山への旅(1) 仁徳天皇陵
https://artworks-inter.net/ebook/?p=5411比叡山への旅(2) 三柱鳥居の木嶋蚕の社
https://artworks-inter.net/ebook/?p=5435比叡山への旅(3) 比叡山延暦寺
https://artworks-inter.net/ebook/?p=5466
旅は偏見を生む
毎回思うのだが、旅行というのは偏見の塊を生んでしまうものだと思う。
カメラはどちらかといえば、事実を映してくれる。映っている写真は事実だからだ。
しかし、その事実も天候や季節と撮影する人間の知識や興味によって、内容が大きく変わってくる。
その事を強く心に思っとかないと、たまたま訪れた場所がどうだったのかという、感想しか生まれないのだ。
なんか小難しい話になったが、この場所に行かなかったことを後悔したくないという思いだけで家をいつも出る。
旅に出るときは妄想が膨らみ、わくわくするのだが、訪れた後は一つ心残りをつぶしたという思いだけがあり、旅行から帰った時は、ぐったりとしてしまう。
こんな旅はそろそろ終わりにしようかなといつも思うのである。
電車の移動はしんどい
今回は電車バスで移動したのだが、長崎にどっぷりつかっている私にとって、大阪、京都の交通網は複雑すぎた。
私も若い時10年ほど東京に住んでいたので、それほど苦にならないと考えていたのが大間違いだった。
グーグルマップを片手に、路線図を見て移動する。しかし都会は人が多すぎるし、右左ではなく駅の案内表示だけが頼りなので、人込みをすり抜け目的のホームにたどり着くまでが一苦労である。
思ってたより歩くし、待ち時間も多い。これでかなり疲れ果ててしまった。
それでも発見はある。
それは京都、奈良の駅名に、古代大和を強く感じさせられたからだ。
法隆寺、祇園四条、伏見稲荷、嵯峨嵐山、天橋立、太秦、醍醐、烏丸御池、東雲など電車で移動する間、路線図ばかりを見ていた。
やはり歴史のある街なのだ。これには感服してしまった。
エレベーターは2車線
都会の駅ではエレベーターが多くある。駅が立体的に作られているからだ。
その際、みんな右寄りや左寄りに並んでいる。
この話はネットで知っていたが、実際にエレベーターに乗ってみると事実だった。
いいか悪いかは別の話として、生活が生んだ知恵と秩序なのだ。
さすがと都会だなと感心した。
京都の駅がすごい
京都は行ったことがあり、その時も駅がすごいなと思ったが、今回見た時その進化に驚いた。
「京都ラーメン」を食べようと駅の案内板で探したら京都駅ビル10階とあった。
上を見ても10階ほどのビルは見当たらない。
うろうろして、エレベーターに乗ったら、なんとそのエレベータが13階ほどあったのだ。
これには驚いた。さすがは世界の京都である。
これらもすべて偏見なんだが、長崎を離れるとこんな事で驚いたりする。
やはり時々長崎を離れたほうがいいようである。