山田洋次監督と吉永小百合さんの映画ということで観る。山田洋次監督の想いは良くわかる。
いろんなキャストの中で笑福亭鶴瓶さんの叔父さんが一番リアリティが有る。
こんなおじさんはほんとに近所にいたから。
山田洋次監督が昭和初期につつましく生きる家族の姿をとらえて、現代の家族へのメッセージとしてつづった感動の家族ドラマ。夫のいない家族を支える強くてけなげな母親を演じた主演の吉永小百合をはじめ、坂東三津五郎や浅野忠信、子役の志田未来、佐藤未来が、戦前の動乱に翻弄(ほんろう)されながらも懸命に生き抜く人々にふんする。戦争の悲劇を描きながらも、平和や家族の大切さ、幸せとは何かを、改めて思い出させてくれる。
Impression
吉永小百合さんは不思議な女性である。
現在71歳である。(1945年3月13日生まれ)
母べえは2007年制作なので、その当時吉永小百合さんは62歳である。
30代から高齢までの役をやるのに、普通は40代50代の女優さんを選ぶのに、吉永小百合さんをキャスティングした。
山田洋次監督の最新作「母と暮せば」も吉永小百合さんである。
恐ろしいほど若い。
日本の美魔女、小百合さんの持つ女性の硬質さと強さが好きなのだろう。
彼女の強さには、品がある。
「母べえ」はそんなお母さんじゃないとダメだったのだろう。
山田洋次監督のイメージを自分なりに作り当ててみた。
お兄ちゃんは、やはり寅さんの渥美清である。
妹はさくらの倍賞千恵子さんだ。
だめな叔父さんは笑福亭鶴瓶かな。叔父さんの先生は西田敏行。
親戚の息子は木村卓也。そのお父さんは真田広之。
従兄弟は武田鉄也・・。
吉永小百合さんは、さくらのお母さんかな。
親戚の息子の木村卓也のお母さんでもいい。
そんなイメージだと思う。