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長崎人のルーツは百済王朝の末裔だ

異説か真実か! 誰も触れなかった真の長崎の姿を検証する。NO.2

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長崎人のルーツは百済王朝の末裔だ。

長崎の歴史というと「開港」という言葉に象徴される「出島時代」が主に述べられていく。

大方の説明には、それ以前は「寒村」だったと書いている。

しかし、そんなイメージとは裏腹に、鎌倉時代の古文書には有馬氏・時津氏・長与氏・大村氏・長崎氏・戸町氏・福田氏・しきみ(式見)氏・浦上氏 などなじみ深い名前の武士が登場し勢力争いを繰り広げている。

もっと昔には空海という超有名人が長崎を訪れている。

804年の話である。

さらに古くは「風土記」という古書の中に景行天皇が浮穴郷(ながさき)に反抗する土蜘(つちぐも)という野蛮人がいたので酋長を退治した、という記述がある。

これは日本という国が出来上がる頃の話である。

長崎だって、弥生、縄文時代の遺跡も発見されていて無人の地ではなかった。長崎の昔のイメージが「寒村」だったという事からまず脱却して欲しい。

kami昔の記録を調べてみると新長崎年表(長埼文献社)によれば、貞観三年(861)この記録として「肥前国正六位稲佐神に従五位下を授けられる(三代実録)、肥前古跡記によれば稲佐神の祭神は百済国聖明太子、空海人唐の折、稲佐山に上って怪異あり寺を創して海蔵庵と号す」とある。

ここに重大な謎が隠されていた。

稲佐とはあの稲佐山の「いなさ」である。

聖明王像
(聖明王 百済の第26代の王(在位:523年 – 554年)

稲佐神の祭神は百済国聖明太子」が重要なのだ。

つまり百済(くだら)国の聖明太子(せいめいたいし)という人を神様にして祭っていたのだ。

百済とは古代朝鮮の国名だ。

そして聖明太子(聖明王)はその国の26代目の王様である。

よく考えて欲しい。

日本に稲佐神という神様はいない。

そしてそこでは、百済の王様を祭っている。聖明王は立派な人物だが、倭人(日本人)が神と祭るには少し不自然である。これは単純に祖先を祭ったと考えたほうが真実だろう。

ということは、稲佐には百済(くだら)国の一族が住んでいたという事である。

これは紛れもない事実なのだ。

歴史が好きな人は思い出して欲しい。

実は大和(日本)と百済とは切っても切れない仲なのだ。

百済は唐と新羅の連合軍に660年に滅ぼされた。

大和(倭)は3万の兵を出し百済王国の再建のために出兵するが、負けてしまう。そして百済の人々を二千人ほど受け入れている。

その上3年間食料を援助したのである。

これは友好国というより身内に対する愛情である。

渡来系帰化人と呼ばれている人々は、大和(倭)の中枢にすでに根付いていたのである。

だから長崎に百済王国の末裔が住みついたとしても何の不思議はないのだ。

具体的な証拠を探してみよう。まず稲佐神社である。

釛山恵美須神社現在はこがね山恵比須(えびす)神社となっている。恵比須は夷・戎と同意義で外国の神を指す。

こがね山とは神社の後ろにある小山のことなのだが、こがねとは黄金ではなく小金、つまり砂鉄のことをいい、製鉄技術をもった百済人のことを指しているのだろう。

次に言葉だ。僕達の年齢は教わっていないのでわからないが戦前の人達は旧かなづかいというものを使っていた。特に五十音のわ行である。

昔は「わゐうゑを」とかいて(wa we wu we wo)と発音する。これは実は韓国音なのである。僕の近所のじいちゃんが「くぁしばくわぁんか」(菓子ば食わんか)と言っていたのを思い出す。

もう一つあげてみよう。

宮崎県南郷村には百済王国の末裔が住んでいた。

その村の方言で「ヒンダレタ」(疲れた)というのがある。現在、ソウルでも「ヒンダレタ」
は、同意味で十分通用する。

その他「アユデ」(歩く) 「コクル」(倒れる)などがあり、長崎にも「ずんだれた」などと今でも言う。

百済が長崎に生きている証拠だ。

「いなさ」という名前はどこからきたのだろうか。

韓国ではお寺のことを「さ」と発音する。

韓国風に言うと「いなさ」とは「いな寺」と読める。祖先の霊を祭っている寺名が地域名となった可能性もあるだろう。

kudaraまた「いなさ」とは南東から吹く風、特に台風の時期の強風のことをいう。

百済の人々は長崎の事をどう呼んだのだろうか。きっと方角で呼んだのではないか。

東の京を「東京」と呼ぶ。同じように、百済からみれば長崎は「いなさ」の方角にある。

つまり百済の人々は「いなさ」へ行くのだった。そしてそのまま地名となった。

いずれにせよ私たちが、純粋な長崎人ならば百済の血が必ず流れている。

だが今は誰も知らない話である。


写真&イラスト&文 竹村倉二
▽資料・引用
長崎辞典(長崎文献社) 新長埼年表(長埼文献社) 稲佐風土記 松竹秀雄.著 広辞苑(岩波書店) 記紀万葉の謎 ことばのタイムトンネル 藤村由加著 実業之日本社

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