人を神にするシステム アニメと前方後円墳

古代の人々は、神は形を持たないものと考えていた。

アニミズムである。(アニマと呼ばれる霊的存在が偏在するという考え方に基づく信仰形態)

アニミズムは原始的といわれてきた。

そうだろうか。  

日本最大の前方後円墳

日本に古墳がたくさんある。

時代によって、数も内容も変化していく。

古墳の変化がそこにいる民族の考え方を現わしているのだ。  

古墳が墓であるということについて、疑問を持っている研究者も多い。

ピラミッドにしても墓と言い切れないのは事実である。  

巨大な古墳それは権力の象徴でもある。

古墳とは土を高く盛り上げた墳丘を持つ墓を指し、特に東アジアにおいて位の高い者や権力者の墓として盛んに築造された。日本史では一般に、3世紀半ばから7世紀代にかけて日本で築造された墓を指す。ウィキペディア

墓は人間として必要な場所であった。

死者を敬い、死というものをおそれる。 それは当然なことだ。

だからこそ、墓には決まり事が必要だった。

それは方向だったり、形だったり、場所だったりする。

現代でも墓は特定の場所にある。

当たり前の決まりなのだが、古墳といわれる形になった時、その当たり前のことは崩壊していく。

大きい墓は権力でもあり、墓を祭ることで死者を神にしてしまう。

これは暴挙である。

人は神ではない。

どんなに祭っても、神になれないのが道理だ。  

しかし、大和政権はその暴挙を遂行した。

人と神の一線を越えてしまったのだ。

前方後円墳の出現である。

墓ならば丸い小山で良かったのだが、祈る場所を設置して、それをも墓の一部とした。

つまり神殿化したのだ。

神殿ならば下界と一線を引かなければならない。

だから堀を造った。 つまり、神を演出したのだ。  

人を神にするシステムが前方後円墳である。

その証拠に、前方後円墳は大きさもバラバラであり、方向もまちまちである。  

古墳群

人は神になり支配する事の正当性を突きつけていく。

古事記や日本書紀をつくり、人が神だったように正当化する作業も真剣におこなわれていく。

  そして、大和から日本になっていく。

その際、仏教も利用する。

仏像のシステムを盗用したのかも知れない。

だからこそ、神も仏もひとまとめにしてしまう神仏習合も平気でやってしまう。

権力の構築は日本だけのことではないが、人を神にするシステムは日本の十八番かもしれない。  

いま、日本の文化で一番元気が良いのは、漫画やアニメーションである。

どこの国でもあるものだが、ごぞんじのとおり、世界の中でその密度の濃さは一番といわれている。

なぜかというと、アニメーションは日本の信仰に根ざしているからだ。  

アニメーションという言葉はアニミズムの延長にある。

命をもたない物が動き出す。 空想の産物がストーリーを持つ。

戦争が終わり天皇家が象徴となった今、神不在が続いているように思えたが実は漫画やアニメの中で、精神世界は成長を続けていたのである。

それは、高度経済成長を支えた昭和世代は、鉄腕アトム、鉄人28号、明日のジョー、巨人の星、数え切れない日本産アニメで成長してきた。

鉄腕アトム

鉄腕アトム

日本人の協調性の素晴らしさと、律儀な誠実さは、既存の宗教や文学ではなくアニメや漫画で培われていったのだ。  

もともと、八百万神の神様がいる日本である。

出雲大社に集った神々

出雲大社に集った神々

すべてのものに神が宿るアニミズムこそ日本人の真の宗教観である。

そしてあらゆる物が命を持ち動き出す日本製のアニメは 前方後円墳をより進化させた、神を作り出すメカニズムを備えている。  

最近、神が宿るとかネットの若者言葉を頻繁に聞くようになった。

若者たちは、「アニメの世界」以外にも神を作り出していく「ネットの世界」を発見したようだ。


この文は日本史の常識を覆す!

★ 巨大古墳造営の目的は墓ではなかった!!を参考にさせて頂きました。

巨大古墳造営の目的は墓ではなかった

http://web.joumon.jp.net/blog/

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コメント

  1. […] 人を神にするシステム アニメと前方後円墳古代の人々は、神は形を持たないものと考えていた。アニミズムである。(アニマと呼ばれる霊的存在が偏在するという考え方に基づく信仰形態)アニミズ…artworks-inter.net 人を神にするシステム アニメと前方後円墳 […]