金比羅山

金比羅山(366m)は長崎市の中央部に位置し、江戸時代から春は盛大なハタ(凧)揚げ合戦が行われ、有名な「ぶらぶら節」に、長崎名物ハタ揚げ 盆祭り 秋はお諏訪のシャギリで氏子がぶうらぶら ぶらり ぶらりと いうたもんだいちゅう・・・と謡われている。

四季を問わず家族連れのハイキングの山として市民に親しまれている。

この山は「崇嶽」と称せられ、無凡山とも呼ばれ、宝永2(1705)年に修験者祥院長慶により讃州象頭山の金比羅大権現を勧請し、この山に祭ったことから、この名がある。

頂上の広場は細長く、奥にはコンクリート造りの金比羅神社上宮社殿がある。

瓊杵山(「長崎名勝図絵」巻之一) 長崎の要をなす山で、俗に金毘羅山という。高く聳え、姿も秀でている。周囲の烏帽山、狭戸山等を含めて、昔から瓊杵山という。

(略) 萬治三(1660)年木庵禅師がこの山に登られ、その広大な眺望、山海の景観は正に、凡塵を離れたものであると絶賞し、無凡山と大書して与えた。のちにこれを山頂の巨岩に彫った。(現存)

元禄十三(1705)年修験道吉祥院長慶が讃岐象頭山から金毘羅大権現を勧請し、山上の石窟を穿ってこれを祀り、又、飯綱、愛宕の二神を併せ奉じて、三神各石像を彫り、翌年六月七日に安置した。(略)  

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