淵神社

この稲佐山山麓と稲佐岳山頂をつなぐ長崎ロープウェイの乗車駅「淵神社駅」で知られる淵神社。

もともとこの地には神宮寺支院があり、背後の宝珠山山頂に虚空蔵菩薩と玄武神を、この地に弁財天を祀り、妙見社と呼んでいた。

 

しかし、天正年間(1573~1592)、キリシタンの社地破壊によって焼失してしまう。  

祭神 田心姫命・市杵島姫命・湍津姫命(宗像三女神)を主祭神とし、相殿に天御中主神・高御産巣日神・神産巣日神・菅原大神・金毘羅大神を祀る 由緒 延命寺の開基龍宣が宝珠山万福寺を建立し、その鎮守社として弁財天を祀ったのが当社の始まりである。

 

天文年間、キリシタンによって寺とともに社殿が焼かれ、以降再建されないままであった。寛永11年(1634年)、万福寺とともに弁財天社が再建され、淵村の総鎮守として信仰された。

 

明治元年(1868年)の神仏分離令により、弁財天は市杵島姫命の本地仏であるので、祭神を宗像三女神に改め、「淵神社」を称する神社となった。明治7年5月に村社に列格し、昭和18年、県社に昇格した。

 

昭和20年(1945年)8月9日、原爆により本殿が倒壊し、昭和35年(1960年)に再建された。

 

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