石油は化石燃料ではない! 科学が常識を覆す。

科学の本がすきなのは、時々こんな説に出会うからである。

トンデモ科学の見破りかた

トンデモ科学の見破りかた -もしかしたら本当かもしれない9つの奇説
ロバート・アーリック (著), 垂水 雄二 他 (翻訳)

という本を読んだ。

日本語タイトルが、あまり良くないので(原題は『Nine Crazy Ideas in Science』)、適当な読み物かと思ったら、中身は日本語タイトルに反して、充実している。

この中で驚いたのが、「無機由来説」の存在である。

私は理系でないのでわからない箇所が多々あったので、解説しているページを引用する。

 

現在唱えられている石油の起源。三つの説。

①従来から唱えられている“化石燃料”と呼ばれる「有機由来説」(化石燃料生物起源説、有限説)

②天文物理学者トーマス・ゴールドが唱える「惑星が誕生する際の大量の炭化水素が惑星内部の高圧・高熱を受けて変質することで石油が生まれる」という「無機由来説」(無機起源説)

③石油分解菌が石油も酸素もない環境におかれると、細胞内に逆に原油を作り出す「石油分解菌説」(世界的にも稀な軽質油を産出する静岡県の相良油田から発見された Oleomonas sagaranensis HD-1株の説)

ヤフー知恵袋を抜粋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1355338553

 

私は、石油が化石燃料であることを疑った事がなかった。

しかし、現実にはいろんな説があることを知れば、今まで常識だと思っていた事が、見事にひっくり返されてしまう。

結局、生物起源説が昔からの主流であったというだけである。

この石油無機起源説は、いろんなページにも解説があり、トンデモ科学ではない。

興味ある方は検索すれば詳しく知ることが出来るはずだ。

 

経済が科学を誘導する

ここで興味深いのは、経済が科学を誘導しているという事実である。

石油が化石燃料の方が都合がいい組織がある。

化石燃料となれば有限である。有限となれば価格が当然上がるという仕組みが存在する。

その結果、石油関係の会社の人たちは生物起源説を押す、という仕組みだった。

石油化学産業

とすれば、今世間で言われている常識的な説も、経済が誘導している可能性がある。

例えば環境に関係する、地球温暖化説やタバコ有害説なども怪しい。

ゴミの分別が正しいのか、原発推進は正しいのか、エコロジーにしても鵜呑みにしてはいけない。

当然、日本の古代史にしても過去正論だといわれている事が、次々とひっくり返されているのは、私も良く知っている。

事実をちゃんと知ることは、やはり一番重要なのだ。

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