宇佐神宮参拝記(1):神秘と歴史が織りなす聖地
2016年に写真撮影のため訪れた宇佐神宮に、今回はビデオカメラを持って再訪した。
しかしながら、境内は工事中で、特に上宮と西大門は大きな覆いで覆われていた。
そのため、これらの場所は2016年に撮影した写真で代用することとする。
黒男神社
参道横の駐車場に車を停め、お土産店が並ぶ活気あふれる参道を進む。
寄藻川に架かる神橋を渡ると、武内宿禰命を祀る黒男神社が現れる。
この「黒男」という名称の由来は、古くから謎とされており、他の神社では「黒どん」と読まれる場合もある。一説には、古代の役職である「蔵人」との関連性が指摘されているが、定説はまだない。
大鳥居をくぐり、表参道を進むと、初澤池や宝物殿など、見どころが数多くある。
絵馬殿では、熱中症対策として設置された扇風機のもと、オーバーヒートしたGoProを冷却する時間を設けた。
夏の暑さ対策は、撮影機材を使う上での重要なポイントである。
菱形池に浮かぶ能楽殿や、御霊水の鳥居など、境内には歴史的な建造物が点在している。
春宮神社では、応神天皇の御子神である菟道稚郎子命が祀られている。
石段を上ると、若宮神社や亀山神社など、数多くの境内社が鎮座している。
これらの境内社は、八幡神の眷属神として、それぞれに意味を持ちながら、宇佐神宮の信仰体系を支えている。
宇佐神宮参拝記(1) 黒尾神社の謎と武内宿禰