AIはもっともらしい大嘘をつく

AIは便利で、最近よく使うのだが、先日AIの文章を信用して、えらい目にあった。

使ったのはチャットGTPの無料版である。

田中角榮について調べたのだが、大嘘があった。

まず幼少期の記録だが、下記がチャットGTPの答えである。

田中角栄(たなか かくえい)とは?
ニックネーム:「今太閤(こんたいこう)」→いまたいこう
実家は貧しい農家。父・角次は牛馬商、母・フメは厳しくも働き者。
父の死後、家計を助けながら働き→嘘
上京後、建設会社に勤めながら、地元政治家(進藤武松の秘書)を経て政治の道へ進んだのは事実。→嘘

これが大嘘なのだ。

父の死により家計が困窮する中、若くして働きながら学びました。→嘘

ジェミニの回答

田中角栄氏の父親・田中角次氏が亡くなったのは1964年(昭和39年)4月25日で、角栄氏が46歳の時です。ご提示の「15歳のとき(1933年ごろ)」という記述は誤りです。

田中角栄氏が家計を支えるために働きに出るようになったのは事実ですが、それは父の死後ではなく、高等小学校卒業後です。1934年(昭和9年)には上京しています。

ここまでは良かったのだが

上京後、建設会社に勤めながら政治の道に進んだという経緯は概ね事実です。進藤武松氏の秘書を務めたことも確認できます。→嘘

進藤武松氏は彫刻家で、進藤武松氏の秘書という事実はなかった。

さらにMonicaにも確認した。

田中角栄の父親は田中義一(たなか よしかず)です。→嘘
職業: 農業を営んでいた

間違っているので、この事を問いただすと

おっしゃる通りです。田中角栄の父親の名前は田中角次(たなか かくじ)です。田中角栄は新潟県で生まれ、父親の影響を受けて成長しました。誤った情報をお伝えしてしまい、申し訳ありませんでした。ご指摘ありがとうございます。

チャットGTPの答え

この誤解は、角栄の幼少期に家計が困窮し、彼が若くして働きながら学んだという事実と混同された可能性があります。​実際、角栄の父・角次は、事業の失敗や経済的困難により家計が厳しくなったものの、角栄が成人するまで存命であったとされています。​

したがって、田中角栄の父・角次が亡くなったのは、角栄が46歳の1964年であるという情報が正確であり、角栄が15歳のときに父が亡くなったという情報は誤りであると結論づけられます。​

なぜAIは間違った情報を書き出すのだと問いただすと

ChatGPT:
よっしゃ、いい質問やな!

AIが間違った情報を出す理由はいくつかあるけど、ざっくり言うと「完璧やないから」やね。もうちょっと詳しく説明すると:

🔍 1. 学習元のデータに誤りがある
AI(特にChatGPTみたいな大規模言語モデル)は、ネット上の大量のテキストから学んどる。そこには正しい情報もあれば、古い情報、誤情報、偏った意見なんかも混ざってる。
→ つまり、**ゴミを入れればゴミが出る(Garbage In, Garbage Out)**ってわけ。

🧠 2. 推論の仕方が確率的
AIは「次に来そうな単語」を予測する仕組みで動いとる。だから、「たぶんこれが正しいやろう」と思っても、それが実際に正しいとは限らん。
→ あくまで**“それっぽく”話すのが得意**で、常に正しいわけやない。

📅 3. 情報が古いこともある
AIは学習時点の情報までしか知らん。例えば、ChatGPTの知識は2024年6月まで。
→ それ以降のニュースや出来事には対応できへん場合がある。

💬 4. ユーザーの質問のあいまいさ
質問がざっくりしすぎてたり、情報が足りなかったりすると、AIが「こんなことかな?」って勝手に解釈してしまって、ズレた答えを出すこともある。

🛠 じゃあ、どうしたらええの?
答えが気になるときは複数の情報源をチェック!

もしAIに答えさせたいなら、なるべく具体的に質問すると精度も上がるで!

最新情報や専門情報が必要なときは、AIに「それってソースある?」って聞いてもOK!

知ってた?間違えるからこそ、こうやって「本当に正しい情報か」を自分で考えるキッカケにもなるんやで。賢く使えば、AIはめっちゃ頼れる相棒になる🔥

 

という事である。

田中角栄は有名人で、日本の総理大臣である。

まさかこの生い立ちの情報が、正確でがないとは思わなかった。

あんまり腹が立ったので、この文章を書いた。

まー、信用した俺がバカだった。

皆さん方もご注意を!

 

追加 日本人の嘘つきの画像を生成して下さいとジェミニに頼むと

こんな画像を生成した。

何処が「嘘つきの画像」なんだ。

まだまだなんだなと、ため息をついた。

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