4ナンバーアルトと車中泊の旅、元寇の海を見に行く
元寇の海を見たいと思っていた。
元寇の海とは玄界灘である。
元寇 - サムライ日本 世界最強伝説 -http://ameblo.jp/egonet-aki/entry-11866313451.html
玄界灘は見たことがないわけではない。
福岡からも、平戸、松浦からも見れるのだが
元寇、つまり蒙古襲来でやってきた船が、鷹島の港に沈んでいた
その海を見たくて鷹島までやってきたのだ。
前日、日曜日は朝から佐賀で撮影の仕事だった。
午後3時位に仕事が終わり、スーツからジーパンに着替え鷹島を目指す。
アイフォン、アイパッドのナビゲートを頼りに
2時間ほどで、九州北西部の伊万里湾口にある鷹島に着く。
移動中、コスモスでおにぎりやパン、それとかち割り氷を買う。
中心地から外れた場所にはコスモスというドラッグストアがよくある。
値段が安いので、タイミングがよければここで必要なもの、食べ物や飲み物を仕入れる。
夕方4時くらいだったが、暑かったのでかち割り氷を一緒に購入する。
私は夏場には魔法瓶を何個か持ち歩く。
今回も3本持ってきた。
中身は水とお茶と酒である。
かち割り氷を保温バックにいれ、それと一緒にお茶と水と食べ物を入れる。
氷は1日も持たないが、食べ物が痛まなくてすむし、一部を魔法瓶に詰め込めば明日までは十分持つ。
(魔法瓶は出来るだけ、メーカー品をお勧めする。タイガーや象印、サーモスなどのメーカーであればもっといい。やはり保温と保冷がかなり違う)
今回の宿泊は道の駅 鷹ら島だ。
鷹島肥前大橋の鷹島側にある中程度の道の駅である。
売店や食事処はあるが午後7時くらいには閉まってしまうので、利用したい人は早めに行くといい。
鷹島は長崎県内なのだが、長崎市内の人間はなかなか行かない。
鷹島モンゴル村というのがあるが、経営が行き詰まっている。
実際に行ってみると、内容がかなりチープである。
元寇という事で、モンゴルのゲルという宿泊施設があるのはいいが、同じ鷹つながりで、野球のホークスのモニュメントが同じ場所に作られている。
歴史好きにしてみれば、苦笑してしまう。
道の駅 鷹ら島に着く。
車が少ないので隅っこに駐車する。
車内で弁当を食べ、人心地ついてから寝る準備をする。
夜7時くらいになると、車の中にいても寒い。
昼間はあんなに暑かったのに、日が落ちると急に冷えて来た。
持ってきたウィンドブレーカーだけでは風邪を引きそうだったので、車にいつも積んでいるシュラフを引っ張り出して掛け布団にする。
車中泊でもシュラフは必需品である。
ちなみに私が持っているのはコールマンの封筒型と呼ばれるシュラフで、チャックを開けると1枚のかけ布団になるタイプだ。
狭い車の中で、蓑虫状態になるのは危険な気がする。
やはり車中泊なら封筒型シュラフで掛け布団にすることをお勧めする。
夜はアイフォンやアイパッドは使わない。明日のために電池を確保したいからだ。
(充電は車のシガーソケットを使うのだが、DC/ACインバーター経由だと早めに充電できる)
その反省から、この前買ってきた携帯ラジオをつける。
微妙なチューニングを繰り返し、枕元に置き聞きながら眠る。
日本の放送はうまく入らないが、ハングル語の放送ははっきり入る。
さすが、玄界灘である。
撮影で疲れていたのでぐっすりと眠る。
朝は5時くらいから明るくなる。
車内で昨日買ったおにぎりを2ヶ食べる。
朝日を撮りたかったので、モンゴル村まで走る。
朝日はどこで見ても美しい。
まあ、もともと有名なモニュメントなどない場所だが、この地で海を見たかった。
鎌倉武士もこの地に立って朝日を見たのかもしれない。
モンゴル兵士もこの朝日を見たに違いない。
不思議な感慨が胸を埋める。
鷹島はこれで目的を達したので、移動を考える。
取りあえず、いつものようにコールマンのバーナーでお湯を沸かし、ドリップのコーヒーを飲み人心地つく。
それから、散乱している車の中を片付ける。
マナーとしてごみはすべて持ち帰るのが基本である。
シュラフをたたみ荷台に詰め込む
(シュラフはたたむ前に、少し干したほうがいい)
この後、名護屋城跡、呼子、唐津まで行く予定だ。
朝、7時半モンゴル村を出発する。
朝早い出発は車中泊のお約束だ。
4ナンバーアルトのガソリンはまだ半分入っている。
安上がりで軽快な旅がスタートした。