「倭」という字は稲作をする人々という意味

倭という字は古代史で頻繁に出てくる文字で、いい意味ではないといわれている。

しかし、語源を見ればそれほどの別称ではない事はわかる。

よく言えば稲作をする人々とも読める。

倭

https://okjiten.jp/kanji2222.html

今まで引っかかっていたものに「魏」がある。

古代史でよく出てくる魏志倭人伝の「魏」という国だ。その文字についていつも思うのが、倭と似ている字という事だ。

「魏」という国名だが、「倭」と同じ形がある。

「委」という部分の左側に「人」を付けて「倭」

「委」という部分の右側に「鬼」を付けて「魏」である。

「魏」という漢字の意味を、日本語の辞書で調べると「たかい。高く大きい。高大。」としかでてこない。

古代の漢字である。

今の感覚で「鬼」という意味を推測するのは間違いだろう。

ただ、「魏」という中国王朝と同じ部分を持っている「倭」という漢字が、極端に悪いという印象はない。

これは私の推測である。


三国志の中の蜀という字には虫を使っているし、現代の文字の感覚で考えないほうがいいのだろう。

邪馬台国(魏志倭人伝では邪馬壱国)のやが邪という字を当てられているが、イザナギ・イザナミの、伊邪那岐命・伊邪那美命では、「邪」という字を使っている。

日本書紀には「やまと」は「夜摩苔」と文字を当てられている。

「やまと」は「夜摩苔」
古代史は謎が多く、謎解きは楽しい。 特に邪馬臺国は興味が尽きない。 ただ、何時も心の何処かで思っていることだが、 その当時の人たちの言葉...

やはり、今の感覚ではない事は、確かである。


「倭」を中国が付けた蔑称だという解釈をとるのか、蔑称ではないととるかでその後の中国との関係も大きく変わってくるような気がする。

最近思うのだが、「倭」が蔑称だとするのも日本の「自虐史観」の現われのような気がしてならない。

いいほうに解釈している人たちもいる。

新井白石は『古史通或問』にて「オホクニ」の音訳が倭国であるとした。

一条兼良は、『説文解字』に倭の語義が従順とあることから、「倭人の人心が従順だったからだ」と唱え(『日本書紀纂疏』)、後世の儒者はこれに従う者が多かった。

案外こちらの方が正しいように思えてならない。

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