北海道の古代。オホーツク人、縄文人そしてアイヌの人々
アイヌ人は、5世紀から9世紀に北海道へ南下していたオホーツク人と縄文人の混血といわれている。
科学的にも、アイヌの人びとは単純に北海道縄文人の子孫というわけではなく、オホーツク文化人の遺伝的影響を強く受けていることがmtDNAハプログループから判明している。
なので、古代の北海道では、元々いた縄文人と、オホーツク人、さらにオホーツク人と縄文人の混血であるアイヌ人が住んでいたと推測されている。
オホーツク人は身長が高く、がっちりした体格の人たちで、日本人、アイヌの人たちとは全く違う人たちだったと言われている。
日本にある地名の一部はアイヌ語由来だという説があるが、その広がりが日本列島全域と考えると、実は縄文語だったともいわれている。