生口とは何なのか 中国、朝鮮の恐ろしい文化

卑弥呼に関する資料で、「生口(せいこう)」という言葉が出てくる。やけに生々しいこの言い方が気になって仕方がない。
 
まず、一番思いつくのが、食用の人間という事である。
 
『魏志倭人伝』-その後、倭王卑弥呼も239年(魏景初2年)に魏明帝へ男生口4人、女生口6人を、243年(魏正始4年)に魏少帝へ生口を献じ、その後継者の台与も248年に生口30人を魏へ献じている。
『後漢書』- 107年(後漢永初元年)に当時の倭国王帥升らが後漢の安帝へ生口160人を献じている。
 
解説には、生口は、かつての中国や朝鮮半島における捕虜または奴隷を示す言葉とある。
 
扱いを見れば、生口と奴婢は同等のように見える。そして捕虜を起源とする奴隷的身分であると考えられている。時代的に献上物が豊富ではなく、そのため生口を送ったと見る向きもある。
 
捕虜と関係ない奴隷とする説
 
単なる捕虜・奴隷ではなく、捕魚者など何らかの技能を持った者とする説
 
中国への留学生とする説 ウィキペディア
 
上記の説があるらしく、食人用の人間という説は書かれていない。いろんな文章を読んでも、食人説には否定的である。
 
この生口という言葉は、中国(魏)、朝鮮半島での記録に出てくるもので、日本での記録はない。
 
なので、卑弥呼が贈った奴隷のようなものを、生口と理解して記述したという事になる。
 

食人

食人はカニバリズムという。
 

カニバリズム

一時的な飢餓による緊急避難的な食人や精神異常による食人はカニバリズムには含まれない。
生物学では種内捕食(いわゆる「共食い」)全般を指すとある。
動物学における共食いは広く見られる現象であり、1500種を超える動物種で記録されているという。
 
異常な現象と考えられがちであるが、必ずしもそうではないという。
 
一般に食う食われるの関係は異種間で成立するものであり、同種個体間で無制限に共食いが行なわれる状況があれば個体群が成立しなくなるなど進化的に安定とは言えず、そのような行動は避けるように進化が進むと考えるべきである。ウィキペディア
 
まさにそうであると思う。
 
共食いが原因だと噂された狂牛病だが、これは人間の仕業で共食いではない。結局、草食動物に人間が無理やり肉(肉骨粉)を食べさせた可能性が考えられ、肉骨粉を食べさせられた牛は、「プリオン」というたんぱく質が脳内で形成され、スポンジ状になったという病気で、原因は不明である。
 
なので、共食いが、動物にとって、マイナスになる事はないようである。
 
世界中に食人の事例がたくさんあるのだが、中国、朝鮮半島の食人の習慣を調べてみた。

中国での食人習慣

小室直樹氏の説
中国では古代から近世にかけて食人の習慣が非常に盛んであったとされる。小室は、この食人と纏足、科挙の三つは、日本に全く伝わらず、また日本人はそれらを全く理解できなかったとしている。
中国が他文化の食人と比べ特徴的なのは、食人が精神異常行為、宗教的行為、緊急避難行為などではなく、恒常的な食文化として根づいていたとしている。
 
小室直樹・・・日本の社会学者、評論家。学位は法学博士(東京大学・1974年)ロッキード事件被告田中角栄への求刑公判の日、テレビ朝日の番組「こんにちは2時」の生放送に出演した。小室は田中角栄の無罪を主張し、田中角栄を優秀な政治家と評価していた。テレビ局で暴論を吐きこの事件以後、奇人評論家と評されることになった。
 

小室直樹

ここで、よくある話を二つ選んで、真偽を考えたい。
 
孔子は人肉を好んでいたという話
 
これは「弟子が干し肉にされた事を聞き、孔子は好物である干し肉のストックを全て捨てた」という逸話からきている。
この逸話から、孔子が人肉が大好物だったという説にもっていくのは、少し飛躍が過ぎている。
「孔子は好物である干し肉のストックを全て捨てた」という話に、捨てた干し肉が人間の肉だったのかが不明だからである。
 
斉の桓公が赤ん坊を食べた話
 
これは春秋時代の料理人、易牙(えきが)の話である。自分の子供を食材にした料理で主君の舌を喜ばせたという理由で名料理人としての評価を確立し、斉の桓公の料理長として大夫まで出世した。ウィキペディア
 
この話は『韓非子』・難一篇によるものである。
 
『韓非子』・難一篇 […管仲有病、桓公往問之、曰:「仲父病、不幸卒於大命、將奚以告寡人?」管仲曰:「微君言、臣故將謁之。願君去豎?、除易牙、遠衛公子開方。易牙為君主味、君惟人肉未嘗、易牙烝其子首而進之;夫人情莫不愛其子、今弗愛其子、安能愛君?…]、
 
管仲が病に倒れた。そこで桓公が見舞いに行って問うた。
仲父は病に倒れ、不幸にもお命を失うようなことになれば、私にどのような忠告をしてくれますか、と。
管仲は言った。
 
ご主君が仰られずとも、私の方からこれを申し上げようと思っておりました。願わくば豎?を去り、易牙を除き、衛の公子開方を遠ざけなさいませ。
易牙はご主君に仕え料理を司る者ですが、ご主君はただ人肉のみを口にされたことがありませんので、易牙は自分の長子を殺して蒸して献上しました。人の情として我が子を愛さない者はいません。
それなのに我が子すら愛せない者が、どうしてご主君を愛せましょうや。
韓非子集中講義【難一 現代語訳】
 
韓非は中国思想史の全盛期に生まれた政治家で、「矛盾」の言葉について語っているのが有名だと思う。
これを読めば、たとえ話のようだが、文章に人肉という言葉があるのは、やはり中国の風習として根付いているような気がする。
 

胎児スープ

 
これ以外にもウィキペディアには多数載っている。
支那人の食人肉風習 桑原隲藏
https://www.aozora.gr.jp/cards/000372/files/4270_14876.html

朝鮮半島の食人文化

朝鮮半島でも食人文化は見られ、「断指」「割股」という形で統一新羅時代から李氏朝鮮時代まで続いている。
 
そして驚くのは、最近の記録に食人のことが記録されていることである。
 
2012年春には数万人規模での餓死者が発生しており、その少ない食料を北朝鮮政府や朝鮮人民軍が横領した結果という。飢えに耐えかねた親が子を釜ゆでして食べて捕まる事件や、人肉の密売流通などの事件が後を絶たないという。 ウィキペディア
 
色々調べてみれば、中国、朝鮮には食人文化が、普遍的にある事が確認できる。
 
日本にも、近年において食人の事例がないわけではない。
 
戦時中の「九大米兵捕虜生体解剖事件」というのがあり、軍人5名が肝臓を試食したとする容疑がGHQによりかけられたが、上坂冬子による人肉試食疑惑の否定がされており、当時においても死刑求刑後11日目に被疑者全員がGHQによって無罪放免にされているとある。
 
まあ、どんな国にも変な奴はいるので、わずかな例を、針小棒大に述べるのは間違っている。
 
しかし、中国と朝鮮は、やはり別格だと感じる。

共食い

共食いが特殊なことではなく、動物学における共食いは広く見られる現象だという事。
 
共食いは種を滅ぼす行為なので、進化において、無制限に行う行為ではない。しかし、現実には存在するので、種の繁栄のために必要な事だったともいえる。
 
卑弥呼は239年(魏景初2年)に魏明帝へ男生口4人、女生口6人を贈ってきたと、中国の書に記されている。
 
単純な奴隷ではないとしている書も多く、ここは分けて考えたい。
 
そうすると思いつくのは下記の目的を持った者たちである。
 
 
食用の男女
 
性奴隷としての男女
 
生口という字が生々しいので、食用の男女と思ってしまうのだが、性奴隷というのも捨てがたい。
 
どちらかというと性奴隷と推測している。
 
卑弥呼は利口であり、魏の好みを朝鮮半島や中国本土の情報を熟知していたと思われる。
ゆえに、肉体奴隷とは別に、容姿が中国ごのみの若い性技巧者を選抜した。一般的には女性だけだと思われるが、中国に同性愛者が多いことも承知で、男性も4人付け加えている。
 
また、性奴隷だけならば女性オンリーだと思うのだが、男性も加わっているとなると、食用兼用だったかもしれない。
 
生口という言葉は、生食用という意味と、性交という意味が隠されているのかもしれないと思う。
 
いずれにしても、謎は深まるだけだが、中国、朝鮮という地域は恐ろしい地域だったに違いない。
 
 
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