2021年の新春に世界中をにぎわせている、トランプ氏の話である。
個人的には好きな人物なのだが、すべての左翼系の人々の敵となってしまった感がある。
政治の素人、トランプ氏が有力な大統領候補を見事に破り、勝利した時からトランプ伝説は始まった。
まずその経歴は不動産王でありテレビの司会者という所から始まる。
トランプは共和党員として2016年アメリカ合衆国大統領選挙に進出し、16人の他の候補者を予備選挙で破った。
そして民主党候補のヒラリー・クリントンを破ってサプライズ当選である。
彼は最高齢のアメリカ合衆国大統領となり、軍や政府の役職に就いたことの無い初の大統領となった。
彼が行った政策や言動は、かなり過激だったが、グローバリズムの世界に、アメリカファーストを旗印に掲げ、反発と共に共感した米国民の支持を受けたと言っていいだろう。
2020年の選挙の際に不正があったとし、トランプ氏は吠える。
その成り行きは読者の方の方がよく知っているだろう。
トリックスター
彼の言動を見れば、一つの言葉が思いつく。
それがトリックスターである。
トリックスターとは、神話や物語の中で、神や自然界の秩序を破り、物語を展開する者である。往々にしていたずら好きとして描かれる。善と悪、破壊と生産、賢者と愚者など、異なる二面性を持つのが特徴である。
トリックスターは、時に悪意や怒りや憎しみを持って行動したり、盗みやいたずらを行うが、最終的には良い結果になるというパターンが多い。
トリックスターの例をウィキペディアで調べてみると、日本ではスサノオ、中国では孫悟空、ギリシア神話ではプロメーテウスなどが挙げられている。
トリックスターは世界を変える力がある。
そして、その功績により人々の記憶に残っていくのである。
ピエロ
これは民族情報工学の井戸理恵子氏の話である。
ドナルド・ジョン・トランプ氏の名前にドナルドがある。
そしてマクドナルドというハンバーガーショップがある。(マクドナルドとはドナルドの子供という意味)
マクドナルドのキャラクターはピエロ(正確には涙のマークがついていないためクラウン)である。
さてトランプという名前だが、トランプと言えばジョーカーである。
ジョーカーは宮廷道化師であり、切り札である。
いずれにしてもピエロがキーワードになる。
そう考えると、ドナルドトランプ氏はやはりトリックスターと言っていいだろう。
トリックスターは世界を変える。
これは間違いない。