みんな一言いいたい場面だった。
遠藤をかち上げ、張り手で撃沈
新聞の見出しやコメントでも、こんな言葉が噴き出した。
舞の海氏「過去の横綱はこういう立ち合いはしなかった」
力ずくの白鵬
白鵬のかち上げ「やり過ぎ」「見苦しい」横審が批判
今日横審のコメントがニュースになった。
大相撲九州場所千秋楽から一夜明けた25日、東京・両国国技館で定例会合を開いた。話題になったのは、43回目の優勝を決めた横綱白 …
白鵬“エルボー”を横審批判、協会は注意喚起考えず
https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/201911250000670.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=nikkansports_ogp @nikkansportsさんから
白鵬はモンゴル出身である。ヒールの朝青竜も横綱だった。
モンゴル人だから・・
だけど、同じ横綱の鶴竜はエルボーもビンタもしない。
だから、性格なんだよ。
やはり、白鳳を倒せない日本勢のほうが弱いんだよね。
元寇
モンゴル帝国(クビライ・ハン)とその属国である高麗によって2度にわたり行われた対日本侵攻があった。
文永の役(1274年)・弘安の役(1281年)の事である。
モンゴル勢の強さは、騎馬民族ならではの機動力で、狩りに用いる戦術と騎兵の技術・機動力を活かし、臨機応変に様々が戦法をとることができる能力だった。
源義経はモンゴル系
源義経はモンゴル系だといわれている。だから、兄(異母兄の源頼朝)がやらないような戦法を、どんどんやっていき、平家を追い詰めることができたのである。
義経は強かったが、頼朝からは疎んじられていた。
それは、目指すものが違っていたからだ。
源頼朝は、武士を束ねて、日本に武家政権を作ることだったのに対し、義経は、平家を打ち負かし、自分がトップの座に座ることだった。
義経は、壇ノ浦の合戦で平家の息の根を止めたのだが、三種の神器の奪還には失敗し、神剣を奪いそこない、海の底に沈めてしまう。
さらに、義経が一の谷の合戦の後に京都へ戻った時、頼朝の許しを得ずに後白河法皇から左衛門尉検非違使(さえもんのじょう けびいし)という官職を喜んでもらってしまった。
これで頼朝はプッツンときた。
源頼朝は三種の神器を手に入れて、それと引き換えに朝廷に、源氏の政権を認めさせようと計画していた。
つまり、朝廷と駆け引きをするために、いろんな計画をしていたのに、義経が朝廷にしっぽを振った形になり、他の武士たちに示しがつかなくなったのだ。
その結果、頼朝は、壇ノ浦の合戦の後、義経の代官の任を解き二度と会おうともしなかった。
横綱は神の依り代
さて、白鳳の話に戻る。
強い白鳳が、嫌われる理由は、その勝ち方にある。
横綱は、叩いたり、肘当てなどはしてはいけないのだ。
横綱は強さの頂点にある地位ではない。
ふさわしい品格と抜群の力量が要求されるのだ。
横綱は、全ての力士を代表する存在であると同時に、神の依り代であることの証とされている。
大関以下の力士は、技量が衰えても、いろんな方法で戦うことが認められている。
しかし、横綱は横綱の地位に見合った高レベルの実力を発揮できなければ引退する以外に道はない。
今の白鳳の勝ち方は、叩いたり、肘当てなどで相手を痛めつけて、勝つ勝ち方である。
横綱は力の剥き出しの勝ち方をしてはいけないのだ。
義経は頼朝がなぜ怒っていたのかを、最後まで理解できなかったといわれている。白鳳や朝青竜も同じではないのかと思う。
相撲の横綱は、他の格闘技に比べて弱いと思う。
あの曙がプロレスの世界では、まったく勝てなかったのは記憶に新しい。
だが、白鳳や朝青竜なら、プロレスでもいいところに行けるんじゃないかと思う。
白鳳ににはプロレス入りをお勧めする。
そこで初めて、相撲を理解してくれるんじゃないのかな。