コロナ禍での話だが、町に出るとマスク顔の人達で溢れている。
スーパーに行っても、電車に乗っても周りはマスク顔ばかりである。
まあ防疫の為なのだが、マスクでは極小のウィルスは素通りするので意味がないと言われていたのだが、ツバに付いたウィルスを防止するためだという事になり、今ではマスクをしない人たちを非難する、マスク警察まで現れている。
奇異に感じるのは、朝の散歩の時、誰もいない道をマスクを付けて散歩している人を見かけた時である。
周りに誰もいないのに、マスクを付けている。
つまり、マスクを付けなくてはいけないという強迫観念から、マスクを付けることが習慣化されているのだ。
もともと日本人はマスク好きな国民だと言われている。
私はマスクが苦手である。
メガネが曇るし、顔に何かをつけていると鬱陶しいのだ。
ただ、このご時世、人混みに入る時はやはりエチケットとしてマスクを付ける。
しかし周りに人がいないとすぐ外す。
当たり前だと思うのだが、この事を反社会的行為とみなされるのだから、世間は怖いものだ。
有る女性が言っていた。
「たぶん、コロナが終わっても、マスクは外せないと思うわ」
なるほど。日本中がそうなのだろう。
マスクの呪縛は当分解けそうにもないな。
サングラスをかける西洋人とどこか共通するものが有るのか。
薄い色の瞳をしている欧米人は、光に弱く、太陽光は角膜炎など目の病気になりやすいためにサングラスを使うことで予防をしている事は理解している。
だが、東洋人にしてみれば違和感があるのも事実である。
目だけを出している日本人と、目を隠す西洋人。
やはり人種によって違いが出てくるものらしい。