邪馬台国とシャーロックホームズ
井沢元彦氏の本「常識の日本史」を読んだのですが、この点が明快に説明されていました。
あまりにも明快だったので、ここに書きます。
テレビ番組で倭人伝は古代の中国の人が書いた報告書なので、中国の古代研究者に古代の発音で 邪馬台国を音読してもらったら、「ヤマド」と聞こえた。
だから、邪馬台国は「ヤマド」つまりヤマトなのだ。
明快ですね。
まあ、古代の中国人の発音がわからないので、反論する学者が多くいる事は承知しています。
しかし、しかしですよ。
なぜ「邪馬台国」という文字を「やまたい」と呼ぶのか、こちらの根拠もだされていないのです。
明石散人氏の本にも同じ事を書いていました。
http://artworks-inter.net/ebook/?p=233
古田武彦氏の説も納得する。
『 三国志・魏志倭人伝 』 には「邪馬壹国」と書いてある。
「邪馬台国」とは書いていないという説だ。
これも、明快な説である。
僕が好きなシャーロック・ホームズもこう言っている。
「不可能を消去して、最後に残ったものが如何に奇妙なことであっても、それが真実となる」
この言葉、好きなんですよね・・