天空に浮かぶ崇神天皇陵

崇神天皇陵

崇神天皇

崇神天皇 ウィキペディア  

この古墳は崇神天皇陵と呼ばれている古墳だ。

崇神天皇とは大和朝廷を作ったとされる第10代天皇である。

最大幅約230mの巨大な前方後円墳である。

この前方後円墳だが、鍵穴のような形をしていて前が四角で後ろが丸いと書く。

日本独特の形をしている。

なぜこんな形をしているのか現在もはっきりとした学説は出されていない。

今年の春、興味があったので崇神天皇陵に出向いた。

確かに巨大な古墳だった。

古墳の回りには堀があり水がたたえられている。

カメラを手にしながら、ぐるりと回って写真を撮った。

その時に、はっきりとわかった事があった。

なぜ、堀があるのかである。

歴史書では人が立ち入らないように水郷があるといった解釈があるようだが、そんなに幅の広いお堀ではなく、防御のために作ったというのは、解せない。  

写真を見て直感として思ったのは、お堀の水は鏡の役目をしているという事だ。

崇神天皇陵

崇神天皇陵

丸くなっている部分のお堀の外に拝所という場所があった。

拝所は後年作られたのかも知れないが、丸い部分がお墓だというのは間違いがないようで、そのお墓を拝む場所だ。

崇神天皇陵拝所

そこからみると、大きな楕円形に見える。  

当日は朝早く曇りだったので、青い空はなかったが、晴れている時ならば、堀の水に空が映り、丸い古墳が空に浮かんでいるように見えるはずである。

つまり、この堀の水は鏡の役目のために張られている。

崇神天皇陵は4世紀に作られたとされている。

崇神天皇は日本の学術上、実在可能性が見込める初めての天皇であると言われている。

年代からいうと、邪馬台国時代と重なっている。

これにより、邪馬台国の台与の摂政ではないかとか、卑弥呼の男弟だったという説もある。

確かに、年代が正しければ、邪馬台国と大和の密接な関係が明らかになり、歴史の謎が解明される。

邪馬台国の卑弥呼の墓といわれている箸墓も近くにあり、崇神天皇が邪馬台国に関係しているという話はあながちでたらめではないと思う。

箸墓古墳

箸墓古墳

高野山・伊勢神社・古墳の写真素材
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崇神の崇は高いとか尊ぶの意味があるが、よく似た字に祟るがある。

漢字が違うのだが、天皇のおくりな(諡号)にはやはり意味があって、神の文字が入っているのにも意味があるという。

同じ字を持つ天皇に祟峻天皇、崇徳天皇がいるが祟りを起こした天皇といわれ、崇神天皇もその祟り神の1人だといわれている。

さてそんな天皇の墓だが、鏡がキーワードではないかと思う。

写真を見るとまるで円盤が空に浮かんでいるように見えるのだ。

空飛ぶ円盤

空飛ぶ円盤

なにせ、日本の天皇家は天照大神を始め高天原という天空にいた神様達が祖先である。

死んだら天空に戻ったという意味にとっても良いと思う。

天孫降臨図

天孫降臨図

鏡は卑弥呼の時代大切な道具だった。

日本の古墳時代前期の古墳から多く発掘され、既に400面以上も検出されている。

三角縁神獣鏡は卑弥呼の鏡とする説も盛んである。

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鏡は天皇家の三種の神器の一つで有り、太陽の代用品である。

また最新の復元技術が明らかにした三角縁神獣鏡は魔鏡といわれ、一見すると普通の鏡だが、光を反射させると壁面などに模様が浮かぶ鏡だという。

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太陽光を反射し、裏面の文様を壁に映し出す三角縁神獣鏡のレプリカ=京都市東山区の京都国立博物館で2014年1月29日、森園道子撮影
 

卑弥呼がこの魔鏡をまつりごとに使った可能性は高く、古墳の円形部分はこの丸い鏡を形取ったものだと推測される。  

現場に行ってみてきて欲しい。

崇神天皇陵は天空に浮かんでいるように見えるのだ。
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