長崎カッパ伝説 河童は百済の難民
長崎県長崎市に本河内という水源地近くの場所があり、そこに水神神社という神社がある。 この神社は、もともと最初は市内にあったのだが、町の開発で移動させられ今の場所にある。 ここにカッパ伝説がある。 まあ、水の神様を祀ってい […]
男系男子の話 崇神天皇が万世一系をスタートせた
日本の皇室は男系男子で、長い間続いてきた。それがこの頃、女性天皇ではなくて女系天皇を押す人が出てくる。 この議論の中には、男女平等というヨーロッパの新しい概念が下敷きになっているのは誰の目にも明らかである。 何千年も続い […]
富士山が記紀に載っていない理由
富士山が古事記や日本書紀の中に出てこないという謎は興味があった。 これはなにかあるとワクワクしながら調べ始める。 しかし、いろんな本を読んでいくうちに、富士山だけを無視しているのではないなと思い始めた。 富 […]
ワニに関しての覚書ノート(3) 和珥氏(わにうじ)
東南アジアの昔話が日本に伝わってきたという説だが、間違いないと思う。 松谷みよ子『心をそでてる松谷みよ子の日本の神話』講談社(2010)では このように説明されている 「このわには「サメ」という考え方が一般的になっている […]
ワニに関しての覚書ノート(2) ワニとインドネシアの伝説
因幡の白うさぎのワニは、やはりワニのような気がする。 日本にワニがいないのでサメだという論法はおかしい。この話は神話である。 大国主だって、話すうさぎだって、並んだワニだって架空の存在である。 そこを忘れてもらっては困る […]
ワニに関しての覚書ノート(1) 因幡の白うさぎのワニはサメか?
長崎の神社巡りをしていると、金毘羅神社が多いことに気づく。 長崎は島も多いし、全てが海に接しているので、航海の神様として信仰がある金毘羅さんが多いのは納得できる。 そもそも金刀比羅とはインドのガンジス川にすむ鰐を神格化し […]
鳥居に関しての覚書ノート(6) 結論 鳥居は神の依代
覚書ノート(5)で祖霊信仰のシンボルは柱だという推論を書いた。 ただ確定できないのが、縄文の信仰が現代まで続く神道の元になっているかという事だ。 諏訪大社では御柱という存在で確定できるのだが、諏訪以外の地の神社では見かけ […]
鳥居に関しての覚書ノート(5) 神社の元型は立柱
この文章は「覚書ノート」として書いている。 なぜかといえば、歴史の中にある謎を考えていった時、確証がないけど直感で結論に達したと思う事がある。 私本人は真面目に書いているのだけど、回りから見れば「トンデモ説」なのかも知れ […]
鳥居に関しての覚書ノート(4) 倭族トラジャと遺伝子Dグループについて
鳥居の起源に関して、世界各地のいろんな写真がある。どれも魅力的なのだが、大切なことは日本神道と、どう関わっているかということである。 その門の奥にあるのが仏教の寺院だったりすると、神道の鳥居の起源ではなく、日本仏教の山門 […]
鳥居に関しての覚書ノート(3) 三本柱鳥居とパンドラについて
各地の鳥居に関して一番悩ましいのは三本柱鳥居についてである。 とりあえず対馬の和多都美神社と京都の太秦木嶋坐天照御魂神社に行ってみた。 対馬の和多都美神社には三本柱鳥居は2つあり、その作りはとても質素だった。 木製なので […]
鳥居に関しての覚書ノート(2) 起源について
鳥居の起源についてのノートの続きである。 神社本庁のHPには、天照大御神が天の岩屋に隠れた際に、八百万の神々が鶏を鳴せたが、このとき鶏が止まった木を鳥居の起源とする説や、外国からの渡来説があると書かれている。 写真はウィ […]
鳥居に関しての覚書ノート(1)
鳥居とは、あの神社の鳥居の事である。 私は対馬の和多都美神社や京都の木嶋蚕の社の三つ柱鳥居を見て以来、鳥居の不思議さに心を奪われていた。 それからいろいろ考え続けてきた。 例えば神道の魔力的なものなのか、閉ざされた結界を […]
仏教とキリスト教 キリストが仏教徒だったという話
長崎の隠れキリシタンを調べているうちに、仏教とキリスト教の類似点を多く感じていた。 日本に初めてキリスト教を伝えたスペインの宣教師フランシスコ・ザビエルは、キリスト教の概念を日本人に伝えるのに苦労している。 そして最初、 […]
日本人がキリシタンになったわけ 信仰は科学から生まれた
長崎は隠れキリシタンの地域で有名である。 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産が世界文化遺産となったくらいだ。 私は宗教には非常に興味があるが、信仰には無関心な人間だ。 神社の撮影を何年もやっているが、手を合わせた事は […]
杵築大社が出雲大社と改名した理由
聖徳太子の17条憲法の第一条は、「和を以って貴しと爲し忤ふこと無きを宗と爲す」だ。 原文は「一曰。以レ和爲レ貴。无レ忤爲レ宗。」とある。 よく知られている文だが、後半の「忤ふこと無きを宗と爲す」の文を読んで […]
ゲノム解析でアフリカ起源説がゆらぎ始めている
この文は「交雑する人類 古代DNAが解き明かす新サピエンス史」デイヴィッド・ライク/著を読んでの感想である。 結構ボリュームのある本で、アマゾンの電子版を買って読んだ。 英語の翻訳文は苦手で、昔から頭に入りにくい。 今回 […]