覚書ノート
鳥居に関しての覚書ノート(1)

鳥居とは、あの神社の鳥居の事である。 私は対馬の和多都美神社や京都の木嶋蚕の社の三つ柱鳥居を見て以来、鳥居の不思議さに心を奪われていた。 それからいろいろ考え続けてきた。 例えば神道の魔力的なものなのか、閉ざされた結界を […]

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時間探偵
仏教とキリスト教 キリストが仏教徒だったという話

長崎の隠れキリシタンを調べているうちに、仏教とキリスト教の類似点を多く感じていた。 日本に初めてキリスト教を伝えたスペインの宣教師フランシスコ・ザビエルは、キリスト教の概念を日本人に伝えるのに苦労している。 そして最初、 […]

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時間探偵
日本人がキリシタンになったわけ 信仰は科学から生まれた

長崎は隠れキリシタンの地域で有名である。 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産が世界文化遺産となったくらいだ。 私は宗教には非常に興味があるが、信仰には無関心な人間だ。 神社の撮影を何年もやっているが、手を合わせた事は […]

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ユーチューブチャンネル
杵築大社が出雲大社と改名した理由

  聖徳太子の17条憲法の第一条は、「和を以って貴しと爲し忤ふこと無きを宗と爲す」だ。 原文は「一曰。以レ和爲レ貴。无レ忤爲レ宗。」とある。 よく知られている文だが、後半の「忤ふこと無きを宗と爲す」の文を読んで […]

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地球の歴史
ゲノム解析でアフリカ起源説がゆらぎ始めている

この文は「交雑する人類 古代DNAが解き明かす新サピエンス史」デイヴィッド・ライク/著を読んでの感想である。 結構ボリュームのある本で、アマゾンの電子版を買って読んだ。 英語の翻訳文は苦手で、昔から頭に入りにくい。 今回 […]

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日本の謎
天岩戸神話は日食ではない

これは寺田寅彦氏の「神話と地球物理学」の文を読んで考えたものであることを前置きしておく。 天岩戸神話は日食であるという説が、現在主流を占めている。 そうそうたる人たちが、その根拠を書いている。 天岩戸日食説 『天の磐戸』 […]

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日本の謎
隠れキリシタンは縄文系

この説は崎谷満氏の「DNAでたどる日本人10万年の旅」という本文中に有る。 まず日本語は縄文人によって誕生したという。 それは日本人の中で、一番多いD2系統の遺伝子から推察される。 D系統は新石器時代の縄文系人集団に由来 […]

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日本の謎
中央構造線と神社

日本は地震国だが、世界の中で見れば4位である。 国連開発計画の資料によると、1位中国(四川あたり)、2位インドネシア、3位イラン、4位日本だ。 地震はいずれも、プレートのぶつかり合いで起きるもので、この地震の多発による影 […]

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日本の謎
大和が九州を飲み込んだのは2回めの遣隋使の時

遣隋使(けんずいし)の話だが、やはり大きな謎の一つになっている。 というのは第1回目が600年だが、日本書紀には載っていないが、隋書には高祖文帝の問いに遣使が答えた様子が掲載されている。 第2回目は日本書紀に記載されてお […]

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日本の謎
前方後円墳は男性のシンボル

前方後円墳の形については諸説様々で、私も持論をいくつも掲載している。 壺形土器の形、盾の形を模倣、水濠を作るための土の処理結果など秀逸だと思われる説もあるのだが、いまだ決定打はないと思う。 ある時ふと、そういえば男性のシ […]

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民俗学
かぐや姫 天照大御神と月読尊の物語

『竹取物語』は平安時代初期に成立した日本の物語で、成立年、作者ともに未詳である。そして、9世紀後半から10世紀前半頃に成立した日本最古の物語といわれる。 子供時代に親しんだ話ではあるが、この話が桃太郎などと違うのは、完全 […]

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民俗学
一寸法師 少彦名命は倭国

一寸法師の話しである。 民俗学的に言えば、小人は巨人とペアになって英雄の属性たる力と知恵をそれぞれ分け持つことが多いと言われている。 巨人が知恵の欠落により鬼や笑われ者へと転落するのに対し、小人は悪知恵を働かせて最後は成 […]

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民俗学
桃太郎と神功皇后 神話からこぼれ落ちたもの

その話は、民俗学者の心をとらえて離さないらしい。 なぜなら、不思議だからである。 なので様々な説が出ている。 民俗学者柳田國男氏の場合。川上から流れる桃の展開から異界の存在と水辺との関連を、それらを統率する存在として水辺 […]

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民俗学
浦島太郎 仏教と神道の融合

日本中が知っている浦島太郎の話だが、このおとぎ話はどんな意味を持っているのだろうか。 念のためあらすじを書く。 亀を助けた報恩として浦島太郎が海中に連れて行かれ、龍宮(竜宮)で乙姫らの饗応を受ける。帰郷しようとした浦島太 […]

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地球の歴史
ミャンマー/ビルマ インパール作戦とビルマの竪琴

昭和30年生まれの私にしてみれば、ミャンマーという国名より、ビルマという国名の方がなじみ深い。 ビルマと聞かれて、知ってることと言えばビルマの竪琴ぐらいである。いつの間にか、ミャンマーという国名に変更したというが、その理 […]

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地球の歴史
タイの歴史 六昆王となったサムライ山田長政

微笑みの国タイの話である。 このキャッチフレーズで連想するのは、タイの仏像のアルカイックスマイルの事である。つまり国民95%が仏教国だという事にもつながるイメージだ。 だが、微笑みではない最強の格闘技もある。 タイと言え […]

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